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Channel: まほろば自然博物館
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風の中 落ち葉踏みつつ 来る遍路

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、寒気の影響で夕方から曇るらしい。気温は8.7度から11.7度、湿度は68%から59%、風は4mから6mの西の風が冷たかった。明日の2日は、高気圧に覆われて晴れるが、寒気の影響で明け方まで曇る見込みらしい。

 

 ご案内の通り、今日はとある中学校の「ふるさと学習」ということで、遍路体験を通して「ふるさと」を学ぶ・・というお勉強のお手伝いである。で、大窪寺ガイドチームから3名がお手伝いをする。

 

 8:30分におへんろ交流サロンに中学1年生24名と先生2名がやってきた。今日のリーダーはいつもの前田チーフガイド。今日からガイドデビューの六車女史。総括を私が担当する。

 

 なぜ、お遍路をするのか・・というお話で六車女史のデビュー。

 

 30分ほど、おへんろ資料室でお遍路の概要を説明する。なかなかに打てども打てども響かない。これまで、長尾寺さんで研修したり、お遍路クイズで遊んだりした筈なのに。

 

 九時過ぎに「いざ、出陣」。ここからおよそ11Kmを3時間をかけて歩いて大窪寺まで向かう。

 

 花折峠から眺める初冬の讃岐平野である。

 

 中学生は元気いっぱい。このあたりに来ると車は通らないので気楽に歩いて行けるが、途中で男子10数名が違う道に走り込んでしまい、呼び返すこともあったが、みんな揃って花折道から脱出できた。

 

 さぬき市多和地区に入って車道を歩いて行く。このあたりは大型ダンプカーや観光バスが多いので要注意。私はマイカーで、連絡、安全確認、写真撮影などをやっている。今日もおなかの腹水がきつい。少し動けば、ゼーゼーハーハーハーとなる。少し休めば元気になる。

 

 天体望遠鏡博物館でトイレ休憩。私は4度もトイレに走った。

 

 ここで前田チーフは、賽の河原のお話をする。地蔵和讃のお話である。でも、実際の所、地獄や極楽の話をしても、いったい、何のお話・・?? みたいな表情の子ばかり。でも、「自殺やいじめなどで、親より先には死なないこと」という約束を指切りげんまんで確認をした。

 

 12:30分に大窪寺に到着し、その門前の「野田屋」さんでおうどんのお接待を受けた。

 

 これを30人分、お接待だというのだ。野田屋さんも太っ腹だ。みんな、歩き疲れていて、「おいしい」「おいしい」を連発だった。

 

 12:50分からおよそ1時間で大窪寺境内のガイドである。24名+5名を二班に分けて、一班を私が、二班を前田チーフと六車女史が交代でガイドしたらしい。で、14時丁度に、お迎えのバスが来たので、みなさんとはここでお別れになった。

 

 今日の掲示板はこれ。「明日の人生はきっと何かあるものです。きょうの苦しみはきょうで終わり。明日の苦しさは明日の話」という吉田潤喜さんの言葉から。吉田潤喜 (全米にてヨシダソースで有名な日本人/ヨシダグループ会長兼CEO)さんの言葉である。苦しみを翌日に持ち越さない習慣をつけられると良いものだけれど。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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