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Channel: まほろば自然博物館
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山ツツジ 結願の日の 笑みの色

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は13度から20.7度、湿度は92%から72%、風は1mから3mの北東の風が少しばかり。明日の22日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 124/83/69 36.4c-97% 61.8Kg 1008hPa,20c,56% 体調は安定しているが、おなかが張ったり重かったりするが、体内水分の影響だろうと思っている。

 

 天気もいいことだし・・と、大窪寺まで(車で)走ってきた。我が家からだと20分ほどの距離である。

 

 お目当てはこれである。これでも桜である。御衣黄(ギョイコウ)桜は、サクラの栽培品種である。花期はソメイヨシノより遅く、京都市や石川県白山市では4月の下旬頃。 花の大きさは、京都市や結城市で直径2から2.5センチメートル、北海道松前町で4から4.5センチメートルなど、場所によって異なる。花弁数は10から15程度の八重咲きで、花弁は肉厚で外側に反り返る。

 

 「御衣」とは、貴族の着物のことを意味しており、緑色の花びらが、平安時代の貴族の衣服の「萌黄色」(モエギイロ)に近いことが由来であると聞いた。江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのが始まりだと云われており、今では沖縄県を除く全国各地でみられるようになっていて、仁和寺以外には、京都の平野神社、島根県の三刀屋川河川敷、神奈川県のこどもの国、東京都の多摩森林科学園などで見られるという。

 

 やがてには、こうしたあでやかな花に変化するが、いまはまだまだ緑色のままである。

 

 枝先では、まだまだ、これからというところ。

 

 このご婦人、埼玉県から独りでお四国を6年間の区切り打ちで、本日めでたく「結願:けちがん」したのだという。感慨ひとしお・・・という気分だろうか、1時間余りもここにたたずんでおられた。

 

 大窪寺の前の土産物屋さん脇に、この「一丁石」というものがある。大窪寺まであと109mですよ・・という「丁石」である。だから、中には1m近くもある大きなお地蔵さんがおまつりされている。

 

 ところが、その先には「三丁石」がある。「二丁石」はどこに消えたのか・・・。

 

 よく間違われるのが、大窪寺門前の「八十八庵(やそばあん)」脇にある「二丁石」だが、これは、逆に、阿波の切幡寺からの「二丁石」である。

 

 これは、大師堂建設のために裏山にあったミニ四国霊場を、ここに集めたものだと云われていて、この中に、あの「二丁石」があると聞いているのだが、どんなに探しても見つからない。ことあるごとに探すのだが、「二丁」と刻まれた石像は見つからない。そこで、お寺の人が見えない間に、この上によじのぼってみた。今まではよじのぼるという動きさえできなかったのだ。

 

 「あった!」確かにこれが、「消えた二丁石」だった。宝暦十二年五月吉日 施主土州井筒屋利平治と確認できた。こんな風に倒れていては見えないはずだ。

 

 力を振り絞って、これを起こそうとしたが、「動かさないで・・・」と云ったかどうかは知らないが、重くて重くて動かせなかった。やっぱり、パワーがなくなったんだなぁと思うばかりだった。これで、大窪寺の謎が一つ消えた。

 

 今日の掲示板はこれ。「たのしい人はなんでもたのしむ 苦しむ人はなんでも苦しむ」という、荒了寛さんの言葉から。私の周りにはいつも楽しそうに人生を謳歌している人がいる。でも話を聞くと様々な苦労・苦難を乗り越えてきているのである。そうかと思えば、仕事でもプライベートでも恵まれているはずなのに不平ばかり言ってる人がいる。この違いってなんだろうか。物の考え方、とらえ方だろうか。よくコップに入った水のとらえ方が例に出される。コップに水が半分入っているのをもう半分しかない、と落胆する人と、まだ半分もあるじゃないか、と喜ぶ人、その違いで心持ちが変わるというもの。友達も楽しそうな人の側にいるのが、良い影響を受けるというものだ。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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