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Channel: まほろば自然博物館
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愚痴もあり 言い訳もある 団扇かな

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 さぬき市地方は、湿った空気の影響で断続的に雨が降り、雷を伴う所があった。気温は25度から27.5度、湿度は80%から92%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の23日の香川県も湿った空気の影響で概ね曇り、昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて雨や雷雨となる所がある見込みらしい。

 

 116/77/59 36.4c-96% 64.6Kg 1008hPa,26c,79% 体調に変化は無いがおなかが張るようで体が重いし、湿気の具合だろうか呼吸困難になる。安静にしていればどうということはない。

 

 さて、宥辨(ゆうべん)真念のことばかりで恐縮だが備忘録みたいなことである。高知出身の江戸時代前半の高野聖だが正式な僧侶ではない。大坂で活動し、四国を訪れて弘法大師が修行したと伝わる霊場を巡った。四国遍路の父とも、四国遍路中興の祖とも言われる。「四國邊禮道指南」「四國偏礼功徳記」など庶民に遍路を紹介する書物を表した。高松市牟礼町の洲崎寺に墓があることは先日にも触れた。

 

 その真念法師が四国には37基の道標を建てたとされており、徳島には11基、高知には5基、愛媛には9基を残し、我が香川には12基の道しるべを残している。だが、我がさぬき市にはわずか1基しか残されておらず、それが、この志度寺庭園内にあるこの道しるべである。(三豊1、観音寺5、善通寺2、丸亀1、高松2)

 

 「右 遍ん路みち 左 徒た(つだ)みち」「願主真念」と刻んである。

 

 こちらには、「南無大師遍照金剛」とあり、左面には、「為父母六親 摂津大坂西濱町 木屋○○」とある。

 

 ということから、「大坂西濱町 木屋半右衛門」とのことらしい。

 

 この、道標は、志度寺を南に進んだ旧道の交差点にあったと推定されている。赤丸から右(東)に進めば、「津田」の町であるし、下(南)に進めば長尾寺に向かう遍路道である。

 

 さて、昼食後、何気なくCATVを見ていたら、何やら見たことのある風景が飛び込んできた。ドローンが南から北、つまり、水源から津田の海に向かって飛んでいるらしい。

 

 津田川という2級河川(県道と我が家の間の溝のような部分)は、こんなにも狭い小川のようなものなのかと知らされた。我が家の西(左)には「みろく奥池」に向かう水路があり、さぬき市道がある。二階のベランダに屋根がついているから、最近の画像らしい。

 

 その頃、13時前あたりから、大粒の雨になった。

 

 雨樋からあふれた雨が噴き出して暴れている。空には稲妻が光り、雷鳴がとどろいている。まだ、県営大川ダムの放流サイレンもさぬき市からの避難情報も無い。

 

 そんな中でも、迷犬ごんは素知らぬ顔で寝ている。若い頃には少しの雷でも泣きわめいて、部屋に入れてくれと大騒ぎをしたのに、尻尾が濡れてもわからぬほどに寝入ってしまっていた。もう、すっかりと認知症が進んでいる様子。飼い主に似てきたのかも知れない。

 

 それでも、二時間ほどで雨はおさまった。そろそろ、梅雨明けだろうか。

 

 今日の掲示板はこれ。「くらやみの中で 宝があっても つまずくだけだ」というもの。前川五郎松という人の、阿呆堕落偈(あほだらけ)から。闇と光について、いつかこんな言葉をお師匠様から聞いたことがある。「暗闇の中で宝があっても、つまづくだけやぞ。燈明(あかり)をつけてもらうだけや、何にも変らぬが、見える見える、見えると安心や」。と。暗闇の中では、宝物もご馳走も有り難い仏様も見えぬ。仏法を知らぬ者には経典も仏像も何も見えぬ。光という智恵を頂いてこそ、宝物やご馳走が見えるというものである。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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