Quantcast
Channel: まほろば自然博物館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

盆終えて 伸びた休みを 気にしつつ

$
0
0

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は26度から31.5度、湿度は86%から72%、風は1mから3mの西の風が少しばかり。そんなに暑くてどうしようもないという天候ではなかった。明日の18日の香川県は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 123/82/72 36.4c-93% 63.4Kg 1003hPa,26c,54% 体調に変化は無し。おなかの張りもない。足のむくみも軽くなった。

 

 今日は孫たちから急な連絡があるかも知れないのでと外出禁止になった。孫たちだって、「お盆玉」をもらったばかりならば、そうそう爺ぃじに用があるとも思えない。

 

 ということで、涼しいうちは夏休みの宿題をやっておく。この本の中に、参考になるかと思ってデータを調べていた。

 

 この数字は2004年から2005年にかけて調査した数字らしいが、白衣姿のお遍路さんが七割もいる・・・ということになっている。当然だなぁと思うのは、バスやタクシーでのお遍路さんは白衣姿が定着している。マイカーでも、札所に着けば白衣を羽織ってから参詣する。歩き遍路は姿形とか自覚とか、お遍路マークとして白衣を着ている。お接待を受けられる度合いが高くなるとも言う。

 

 年齢はやはり、60代、50代、70代で、退職とかリタイアしてからという人が多くなるのは当然である。人生の人区切りをつけてから・・・という年代である。

 

 意外に思ったのは男性の数が多いということである。でも、バスやマイクロバスの場合は、先を急ぐとかでアンケートには答えないということから、暇でマイカーや自転車などでおへんろするのは男性が多いかも・・というのは納得できる。でも、お遍路バスにはご婦人が圧倒的に多いのだけれど。

 

 やっぱりなぁ・・と思ったのが宗派別のお遍路である。真言宗に続いて、「真宗」や「浄土宗」が多いのである。

 

 20年ほど前の調査でも、浄土宗や浄土真宗の参詣人が多いというのは実感していた。母も祖父もお四国を何度も経験しているし、このあたりの門徒さんも七回・八回とお四国まいりをやっている。宗派に関係しないのがお四国でもある。

 

 それよりも驚いたのは、霊場会公認のお先達さんである。これはてっきり、真言宗のお坊さんとか関係者が多いだろうと考えていたが、なかなか、真宗や浄土宗の方も「先達」の資格を持っているらしい。そういえば、うちの観光ガイドの中にも真宗門徒でありながら、「先達」の赤い錫杖を持っている人は何人もいる。中には日蓮宗の方までもがお先達だとは・・・。

 

 今日もエアコンの効いたお部屋でのガリガリ君。

 

 今日も興味深い写真を見つけた。昭和30年ごろの宿坊の様子だが、ご婦人方の服装が洋装になり、靴を履いてリュックザックを背負っている。頭はパーマであろうか。もちろん、白衣もおいずるも着ていない。

 

 こういうことだったのか・・・。バス会社がお遍路を募集すると、そこに、こうした移動販売者がやってきて、白衣やお杖、菅笠やお念珠からろうそく線香までも販売している。こうして、お遍路バスの乗客は白衣姿が定着していったのか・・・。

 

 このご婦人は白い和装でのお遍路である。まだ、昭和31年というと和装が標準であった頃。この方は手甲まで着けている。よほどの願掛けをしているのだろう。

 

 今日の掲示板はこれ。「いのちほど大切なものはないと言いながら 今日もそのいのちを食べている」というもの。動物であろうが植物であろうが、どんな生き物であっても、自分の命の限り精いっぱい生き続けたい、そう願って 生きているのだと思うもの。私たち動物は、そんな他の生き物の「いのち」を奪わなければ、一時も生きていくことができない、悲しい宿命を背負った生き物なのである。口先では「命は重い」とか「大切ないのちをだいじにしましょう」とかと言うのだけれど、その口裏で、平然と他の生き物のいのちを奪って食べているのである。食べることを考えることは、命について考えることである。いのちについて考えることは、多くの生き物のいのちを考えることである。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles