11月2日から奥方のわがままで、GoToキャンペーンに相乗りしての「フルムーン旅行」が始まっている。
だから、この五日間は、いつものパターンと違う形式のブログになっている。
11月4日(水)の朝は北軽井沢の新鮮な空気の中でのお目覚め。ここの出発は遅めの午前9時過ぎ。ここからはホテルの送迎バスで20分。JR軽井沢駅に着く。
軽井沢駅は、長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・しなの鉄道の駅である。長野県内の鉄道駅では最東端に位置する。乗り入れ路線は1997年(平成9年)10月1日にJR東日本の北陸新幹線と、しなの鉄道のしなの鉄道線が乗り入れ、接続駅となっている。
今日は、軽井沢駅から北陸新幹線で富山に向かう。
JR軽井沢駅からは10:35分発の「はくたか557号」に乗車する。ここでも普通車の禁煙席で、約1時間30分の旅である。E7系は2015年3月14日の北陸新幹線金沢開業に向けて開発された新幹線車両であり、2014年3月15日から「あさま」として東京~長野間に先行投入された(営業最高速度260km/h)。北陸新幹線は、30‰勾配区間や電源周波数の変化など、車両には条件の厳しい線区となっており、それに対応するべくブレーキ性能を向上させたり50/60Hzの両方に対応したシステム構成となっている。また車体上部色は「空色」、車体色を「アイボリーホワイト」、車体中央の帯色を「銅色(カッパー)」および「空色」としているのが特徴。
JR富山駅には12:06分着。富山駅は、富山県富山市明輪町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・あいの風とやま鉄道の駅である。
富山駅からはJR高山本線で下呂駅に向かう。
富山駅からは「ワイドビューひだ14号」に乗り換える。これも普通車禁煙席。約2時間20分の旅になる。
JR下呂駅には15:25分到着予定。下呂駅は、岐阜県下呂市幸田(こうでん)字下小瀬にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。「日本三名泉」の一つである下呂温泉の最寄り駅であり、特急「ワイドビューひだ」の全列車が停車する。「日本三名泉」と呼ばれているのは、「有馬温泉(兵庫)」「草津温泉(群馬)」「下呂温泉(岐阜)」の3つの温泉。そう呼ばれるようになった由来は室町時代に遡るという。
下呂駅からは送迎バスで12Km、約5分で下呂温泉水明館に到着する。今日の工程は短く、時間も早い。16時到着予定。
古い古い昔より、下呂には豊かに沸き出でる温泉があり、村の人たちに親しまれていた。 ところがある日、大地震がおこり、下呂のお湯がぱったりと止まってしまったのだ。 村の人たちはたいそう悲しんだという。そんなある日、一羽の白鷺が益田川の河原に降り立った。 あくる日も、その次の日も、その白鷺はやってきて、同じ場所でじっとしているのである。 不思議に思った村人がそこを訪れると、温泉がこんこんと沸き出ているではないか。 そして、白鷺が飛び去ったあとには、一体の薬師如来像が残されていた。そう、白鷺は村の人たちを哀れんだ薬師如来の化身だったというお話である。
下呂温泉は毎分2,300㍑の噴出があり、事業組合が管理供給している。泉質はアルカリ性単純温泉で摂氏55度と高温であり、浴槽温度42度を保つため(温度調整)に水道水にて加水している。源泉掛け流しで一部循環濾過方式。
草津・有馬と並び、日本三名泉の一つ下呂温泉。歴史を紐解くと、延喜年間(西暦901~923年)に発見され、万病を治す名湯として、江戸時代には年間3万人もの湯治客に利用されたと伝えられている。また古くからすぐれた泉質が評価され、 応仁の乱を逃れて全国を行脚した京都五山の詩僧万里集九は、 下呂温泉が名湯であることを初めて天下に紹介し、さらに 江戸時代の儒学者林羅山の書では、「我国の諸州に多くの温泉有り。其の最も著る者は草津、有馬、下呂」として称えられている。
下呂温泉の泉質は『アルカリ性単純泉』で、適度な濃度とアルカリ性のため自然の石鹸効果があり、ツルツルしたなめらかな肌触りが特徴で、湯上りの爽快感は格別。無色透明でほんのり硫黄を含んだ湯の香りである。下呂温泉は、地中深くにある熱源が断層に伝わって上昇する途中で地下水と混ざり、様々な物質の恵みを受け、温泉となって地表に出てきたもの。
じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。