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Channel: まほろば自然博物館
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赤南天鏡の前に行くまでは

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は5.5度から11.9度、湿度は78%から68%、風は1mから3mの西の風が少しばかり。明日の5日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込み。

 

 117/51/79 36.3c-99% 62.4Kg 15.4c-51%-1022hPa 体調に変化はない。今日は奥方がお休みだから午前7時まで寝ていた。

 

 で、今朝も空気の冷たくなった中、集落内一周の散歩に行ってきた。約2Km,30分ほどの散歩である。防災無線柱に架線(がせん)、信号線が接続されている。この集落も地域的には土砂災害が予想されるがさほどのものではない。津波ははるか遠くで無関係。防災意識は高くないから、あんまり、この装置に期待もしていない。

 

 で、先日の観光ガイド大窪寺班の勉強会の資料を、欠席されていた方に郵送しておくことにした。別にそこまでしなくてもいいのだが、余った資料をほかす(捨てる)のもしゃくだし、私も暇だから送っておくことにしている。

 

 若いころから集めてきた切手の束である。珍しいからと集めてきたのだけれど、残り少ない人生には無駄なものになってきた。だから、使えるうちにとせっせと手紙やはがきで送り続けている。

 

 資料を送るとなると定形外郵便物になる。そこで重さを計れば83g。だとすると140円になる。それを、あれやこれやと足し算をしながら140円になるように貼ってみた。

 

 で、郵便局に持っていって計ってもらったら、4通ともOKになった。こういうものも、事務局に正式に届け出たら、費用は支払ってもらえるのだが、そういう七面倒くさいことはしたくないので、自分の道楽としてやっているだけである。

 

 さぬき市の広報に、こんな記事があった。この六車恵一先生は、中学校時代に数学か社会の先生だったように思うが教えてもらったことはない。だから、詳しいことはほとんど知らない。

 

 そこで町内にある「さぬき市歴史民俗資料館」に行ってみた。ここは合併前には、「大川町歴史民俗資料館」だったところ。平成の大合併後、「さぬき市~」になったものらしい。

 

 いうては悪いが、私は考古学は大の苦手分野で、私の得意分野は「民俗学」だから、どうにも理解のできない分野である。

 

 こういう土器のかけらや石器なんぞは、どうにも好きになれないものばかり。

 

 こういうテレビ画面の写真なんぞは、奥さんがカメラを構えて撮影したものだろうか。私が中学生時代から高校生時代だろうから、テレビに映るとなると家族総出でテレビの前に並んだんだろうなぁと想像した。

 

 私が唯一覚えているのは、町内にある「古枝(ふるえだ)古墳」という前方後円墳の発掘調査だった。近くでゴルフ場ができるというので、緊急的に発掘調査が行われたもので、昭和37年だというのだから、中学二年生の時だった。その時に木棺が出た・・というので見学に行ったことがある。

 

 これは、発掘に際しての神事が行われた時の様子らしい。あんまり、興味がなかったからか、「ふん、こんなもので大騒ぎするんか・・・」と思った程度だった。それよりも、その時に自転車のタイヤがパンクして、歩いて自転車屋まで30分もかかって歩いたことの方がよく覚えている。

 

 今日の掲示板はこれ。「浄土の鏡に映る私には角がはえていた」というもの。どこの誰のことばかはわからなかった。お浄土に、こんな鏡があるのかどうかは知らないが、そこに「角の生えた私が映っている」というのである。そんな人はお浄土には行けそうにもないと思ったのだが。それはともかくとして、正しく生きてきたと思ったのに、ふと鏡を見ると、私の頭には角が生えていたという驚き。それはとりもなおさず、欲望の角であり、恨みや妬みや嫉妬の角であったに違いない。

 

 地獄には「浄玻璃の鏡」というものがあるらしい。浄玻璃鏡とは、閻魔が亡者を裁くとき、善悪の見きわめに使用する地獄に存在するとされる鏡である。ここには、生前の亡者が犯した罪状がそのまま映し出されるという。ここで、いくら亡者が生前の功績や善行を主張してみても、この鏡に映し出されたわが身を見ては白状せざるを得なくなる。

 

 今日のおまけの掲示板。「浄玻璃の鏡のまえに立つまでは ひめておきたしあのこともこのことも」浄玻璃の鏡というのは、閻魔さまのところにある鏡である。人間がこの世で犯した罪業の数々を、みんな写し出すという、なんともおそろしい鏡である。人には言えないうしろめたさをかかえたまま、やがて浄玻璃の鏡の前に立たされる。誰にでも、墓場まで持って行きたい秘密のひとつやふたつある。人には見せたくない黒歴史の一つや二つはある...。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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