Quantcast
Channel: まほろば自然博物館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

師走とはいのちをぽとぽと落とすこと

$
0
0

 さぬき市地方は、気圧の谷や寒気の影響で曇っていた。ときおり高気圧に覆われて晴れた時間帯もあった。気温は8.0度から16.0度、湿度は76%から56%、風は1mから3mの西の風が少しばかり。明日の12日のさぬき市地方は、気圧の谷や寒気の影響で午前中は曇り、午後は高気圧に覆われて晴れる見込み。

 

 118/64/79 36.3c-98% 63.2Kg 19.8c-49%-1020hPa いよいよと冬が来たのかなぁと思うような朝になった。

 

 今日は奥方がお休みで、早くからお歳暮用のカキを買うのだと7時過ぎから出掛けて行ったので、私は昨日の続きで、「あなたの知らない大窪寺編」の続きを書いていた。

  

 「なぜ、大窪寺に”原爆の火”があるの?」「なぜ、大窪寺の本尊は秘仏なの?」「大窪寺の”北辰妙見信仰”とはどういうもの?」「なぜ、大窪寺のトイレには「神様」ではなくて、「仏様」がいるの?」などなどなど。

 

 などという、ありきたりの観光ガイドではなくて、ガイドブックやウエブサイトにはない情報をまとめている。

 

 9時過ぎに奥方が買い物から戻って来て、「これからお歳暮を配達に行くからお願いね」と言いつつ、野菜畑から大根や蕪、白菜なんぞを抜き始めた。

 

 今年はサルやイノシシの侵入もなくて、野菜はよくできたらしい。私は全くのノータッチ。たまには水やりくらいは手伝ったけれど。

 

 それにメインの殻付き生ガキやら、

 

 生牡蠣やらとどっさりと二軒分。それらを積み込んで丸亀市へ向かって走る。

 

 途中の綾歌郡綾川町羽床(はゆか)にある「本格手打ちうどん はゆか」で朝昼兼用のおうどんにした。ここもセルフうどんのお店である。ちょうど11時だったので、最初は私ら二人だけだったのに、すぐさまにお店はいっぱいになった。

 

 私は「わかめうどんの温いんの小」にちくわ天(340+90)、奥方はかけうどん小の温いんにちくわ天(240+90)だった。

 

 ふと見ると、おとなりさんはしっぽくうどんを食べている。しまった、しまった、島崎藤村。もう、そんな時期なんだなぁと気がついても、もう遅い。

 

 で、丸亀市の弟んちと、宇多津町の叔父さんちに牡蠣や野菜を届けてとんぼ返り。ラジオでは善通寺さんのご本尊の「お身ぬぐい」のニュースを聞いた。いよいよと年末が近くなったなぁと感じたことだった。

 

 帰りに、さぬき市民児協大川の事務所に寄って、先日の「歳末たすけあい募金」の配分金の受領書を届けてきた。できることからコツコツと、忘れる前にきっちりと。

 

 今日の掲示板はこれ。「熊はもう眠りました 栗鼠(りす)もうつらうつら 土も樹木も大きな休息に入りました ふっと思い出したように 声のない 子守唄 それは粉雪 ぼたん雪 師も走るなどと言って 人間だけが息つくひまなく動きまわり 忙しさとひきかえに 大切なものを ぽとぽとと落としてゆきます」という茨木のり子さんの「十二月のうた」という詩からである。いつもの赤松先生のお寺の掲示板から。私も大切なものを、ぽとぽとと落としているのだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles