さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りとなっていた。気温は3度から11.1度、湿度は82%から56%、風は1mから4mの北西の風が少しばかり。明日の6日のさぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れるらしい。
116/59/77 36.4c-99% 63.8Kg 20.2c-39%-1028hPa 体調には変化がないが、肩こりからか食事がうまく食べられない。
今日は小寒。小寒は二十四節気のひとつで、寒さが厳しくなる頃。小寒には、寒中や寒稽古など、おなじみのことばがたくさんあるが、小寒の初日を「寒の入り(かんのいり)」といい、小寒と大寒のおよそ30日間(1月5日頃から2月2日頃まで)は「寒」「寒中」「寒の内」と呼ばれる最も寒さの厳しい時期。この時期に寒さをいたわる手紙が「寒中見舞い」である。
さて、今年の讃岐の初詣の様子だが、分散参詣だとか幸先参りとかで大幅に人手は減少したみたいだが、香川県東部の与田寺や白鳥神社は少し減った程度みたい。田ノ口薬師が半分か。
さて、この日曜日の10日に、この集落にある「山の神神社」の春の例祭になるらしい。で、私たちの班が当番になるので、御幣としめ縄を作らないといけない。ま、毎回、私しかできないので、私のお仕事になっている。まずは、御幣から始めるが、今年は障子紙を使ってみた。それを型紙に合せて切る。
それを順繰りに折っていくと、御幣の形になる。これは基本型。神社によって御幣の形もさまざまらしい。
秋の例祭のご神体の御幣に合せて竹を切りそろえる。
それに、切っておいた御幣の紙を挟み込むと御幣になる。
御幣の切り方で、「紙垂(しで)」で、紙垂とは、注連縄や玉串、祓串、御幣などにつけて垂らす、特殊な断ち方をして折った紙である。単に垂とも書いて、四手とも書く。 文献での紙垂の例として、古事記の天の岩戸伝承のなかで書かれている、岩戸の前で賢木の枝に下げた「白丹寸手(しらにきて)」「青丹寸手(あをにきて)」がその初出と言われているらしい。知らんけど。
御幣や紙垂ができたら、山の神さんところに行って、古いしめ縄を外してくる。これが物差しになる。これと同じ長さのしめ縄を作るのである。
こうして、持って帰った古いしめ縄。本殿用が1.5m、脇殿用が1m、注連縄柱用が4mの3本。合計6.5mの縄をなうことから始める。
今日は寒いので室内での作業になった。リビングにブルーシートを敷いての作業になった。
この「縄をなう」と言う作業ができる人がいなくなった。その需要がなくなったこともあるが、私は子どもの頃から自分用のわら草履を作らされたから、どうにかこうにか縄がなえる。その後すぐに、なわない機械が普及したし、安いロープも買えるようになったし。
で、3時間ほどで3本の縄ができた。
これに「さがり」という、七本、五本、三本のわらしべを結ぶので七五三縄(しめなわ)と呼ぶ。さらに、当日に、この間に「紙垂」を結ぶと完成する。今回は早めにしめ縄の準備ができた。これで一安心だ。いつも、わらがない、時間がない、あれがない、これがないとバタバタするのだけれど、今回はすんなりと終わった。
今日の掲示板はこれ。「耐えてこそ つぼみふくらむ 梅の花」というもの。いつもの町内にある善楽寺さんの掲示板から。さて、この意味は、“寒さに耐えて 咲く梅は美しい。人間も苦労が多いほど 美しい花を 咲かせることができる。”という意味だろうか。作者は調べたけど判らなかった。昨年末にはこの冬は暖冬だなんて気象予報士が自信ありげに口を揃えていたが、ようやくに”寒の入り”に恥じない気温になってきている。ネットで調べると万葉集で萩についで多く出てくるのが梅で、合計すると119首もあるそうだ。この「耐えてこそ 蕾ふくらむ 梅の花」は、「梅ちゃん先生」の梅子の名前の由来であったが、梅の花は辛い時期に耐えて幸せを迎える象徴的な花なのかも知れない。ふと見ると他の木々も春の準備を始めているようだし、梅の花も紅梅も、少しずつだが花びらが開いているように見える。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。