Quantcast
Channel: まほろば自然博物館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

母の日を独り占めして山つつじ

$
0
0

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は16度から25.5度、湿度は78%から44%、風は1mから7mの西の風が一時は強く、強風注意報が出ていた。明日の10日のさぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れる見込み。

 

 106/57/80 36.2c-99% 63.6Kg 19.8c-55%-1007hPa 今日は足のしびれもなく、身体も軽い。

 

 数値的にも安定している。そして天気もいいが風が強いのが気に掛かる。

 

 ということで、今日は「砥石谷」を調べてみようと思い立った。

 

 この案内板のように、このあたりの石仏、石碑、大師像などは、この34丁石から数キロ、徳島県へ入った砥石谷から切り出されたものだというのである。

 

 とある砕石場を入ってゆくと静寂そのもの。入り口あたりは廃工場みたいな風景になっているが、タイヤの轍(わだち)は新しい。

 

 でも、すぐにこの鉄柵が現れて通行不能に。ここから先は「私有地」というような雰囲気。でも施錠された南京錠は新しい。そうか、今日は日曜日でお休みなのか。

 

 どうやら、ここは岩石を砕いて販売している砕石工場らしい。この設備からすると、

 

 この神社の横の黄色いラインに鉄柵が設けられているようである。この図の破線が県境のラインらしい。ということは、このさらに奥に入った所にあるのが「砥石谷」らしい。

 

 仕方がないので戻って来て、今度はヤマガラの観察になった。これは青虫を咥えてきて、ヒナにやるらしい。

 

 で、出てきたら白い袋を咥えている。これがヒナのうんちである「糞嚢(ふんのう)」というもの。ヒナは天然のおむつで自分の糞を包んでお尻から出す。それを親鳥が咥えて遠くへ捨てに行く。だから、小鳥の巣の中には排泄物はなくてきれいなままである。

 

 ヤマガラは孵化から巣立ちまでが20日前後らしいので、もう、そろそろ巣立つ頃だと思われるのだが。それも朝に巣立つらしいので確認はできないかも知れない。

 

 今日は暖かくなったので、久々に冷麺にしてみた。

 

 そうそう、今日は母の日だとか。5月の第2日曜日に、アメリカのアンナという女性が亡くなったお母さんを思い、教会でカーネーションを配ったところから、お母さんに感謝を伝える日として世界的に広まったのが母の日の由来だとか。これは私が小学校の頃からあった習慣だと思う。その頃は造花のカーネーションを学校でもらって贈ったような記憶。

 

 私の母の「さっちゃん」である。さっちゃんはね サツ子っていうんだほんとはね だけどみんながみんなして さっちゃんて呼ぶんだよ うれしいね さっちゃん・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「眠れない夜をなげく者は多いが 目覚めた朝に感謝する者は少ない」という、町内の善楽寺さんの掲示板のことばから。毎日、多くのいのちが理由もなく、傷つけられ、奪われ、失われていくことを、新聞やテレビを通して私たちは知っている。しかし、その苦しみ・悲しみに、 どれだけ自らに肉迫するほどのリアリティーを感じ、こころを震わせているだろうか。薄情なようだが、少なくとも、私はそんなこころは持ち合わせてはいない。私にあるのは「無関心」であって、それはどこまでいっても自らの「痛み」とはならない。そこに立ちはだかり、自他を隔てる、三人称・二人称・一人称という見えない壁を 感じずにはいられない。朝がまたやって来た。この朝を迎えた人間には、今日という一日を、精一杯生き抜く責任があるように思う。そうでなければ、この星のどこかで、朝を迎えることができなった人に対して申し訳ないではないか。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles