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Channel: まほろば自然博物館
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風連れて暑中見舞いがまたひとつ

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 30日のさぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。香川県では、30日は熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測されるので、外出はなるべく避け、室内をエアコン等で涼しい環境にして過ごしてください・・と案内している。気温は24.6度から33.9度、湿度は86%から56%、風は1mから3mの西南西の風が少しばかり。明日の31日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込み。

 

 圧縮時105 解放時57 脈拍79 体温36.6c 酸素濃度97% 体重 60.8Kg 室温 24.9c 室内湿度76% 気圧計1002hPa 体調に変化はないが、昨夜は一騒動あった。「世の中、何が起こるかわからんですなぁ・・」というのが感想。

 

 昨日は奥方が休みだったので、久々に散髪をしてもらった。人に会ったり、どこかの会合に出掛けると言うことがなくなったものだから髪も伸び放題になっていた。奥方の休みのたんびに「髪を切ろうよ」「髪を切ろうよ」というていたのだが、肝心の時間になると奥方は畑に出向いて切ってくれない。

 

 ようやくに奥方に頼み込んで、電機バリカンで髪を切ってくれたので頭を洗い、身体も洗った。今の時期だから浴槽ではなくて、シャワーだけのお風呂になっている。二人だけだからお湯がもったいない・・という理由からである。今の時期、シャワーだけで十分である。

 

 で、シャワーで頭を洗い、髪を洗い、身体を洗っていると、男性の急所にかさぶたのようなものがある。痛くも痒くもないのだが、何気なく石けんで洗ったらなくなった。ふむ、何かのゴミだったのかなぁと思ったのだが・・・。

 

 「なんじゃこりゃ~!!」ということで、股間から鮮血がこぼれ落ちている。しばらくティッシュで圧迫していたのだが止まらない・・・。そこで、すばやく着替えて自室で安静にしていたのだが、下着もジャージも真っ赤に染まってくる。奥方はまだ、畑で農作業をやっている。

 

 二時間ほど、股間を圧迫していたのだが鮮血の止まる様子はない。これではどうしようもないし、寝るということもできないなぁと、ようやくに奥方に連絡をして、県立病院の応急処理室へ頼み込んで診てもらった。このあたりで救急車で運ばれるのは私・・・と決まっていたので、今回はどうしても奥方に送ってもらった。救急車に乗り慣れているというのは自慢できることではない。

 

 だとしたら、「マダニかも知れないですね。一針縫って様子を見ましょうか」ということで、局所麻酔をして縫合手術になった。おかげで大きな出血は止まったが、今度は局所麻酔の針の穴から血がにじんで止まらない・・・。陰嚢部分は血管が密集していて、あそこが温度センサーみたいな役割で体温を調整する部分だから止血が難しいと仰る。

 

 あなたの部屋が汚いからよ。掃除機できちんとお布団からベッドから机の下から、全部をきれいにしなさいよ」と奥方に叱られて、着ていて血まみれになった下着やズボンやタオルからパジャマからをみんな洗濯して干した。お布団もみんな干した。

 

 今日になって、ようやくに落ち着いたけれど、でも、なんだかすっきりしない。今度の月曜日に「抜糸」をするらしい。するとまた出血するかも知れないという。大事なところで、微妙なところだから、包帯を巻くわけにも絆創膏を貼ってもすぐにはがれるし・・ということで手当の方法がないと言う。

 

 それはそれとして、この日曜日が親父の命日である。もう、53回忌くらいになるのだろうか。そこで、お仏壇にお花をお供えしたり、親父の好きだったお酒をお供えしておいた。明日の土曜日に、弟たちはお参りしないのだろうか。

 

 「今日もまたうなぎでも食べておいてね」と奥方は出て行った。昨夜は股間を押さえながら食べたので、味も形も覚えていないが、今日はゆっくりと食事をすることができた。

 

 「うなぎとスイカは食べ合わせでおなかが痛くならないの?」と、奥方は言うが、食べ過ぎると良くないらしいが少しならば大丈夫。本当の食べ合わせは「スイカと天ぷら」「うなぎと梅干し」らしい。私が子どもの頃には、台所に、そういう食べ合わせ表が張ってあったが、いつからか、そういう表も姿を消した。

 

 今日の掲示板はこれ。「どっちみち百年も経てば誰もいない。私も貴方もあの人も。」というもの。江國 香織さんの『すみれの花の砂糖づけ』に収録されている「無題」という言葉集から。江國 香織(えくに かおり、1964年3月21日 - )は、日本の小説家、児童文学作家、翻訳家で詩人。1987年の『草之丞の話』で童話作家として出発、『きらきらひかる』『落下する夕方』『神様のボート』などの小説作品で人気を得る。2004年、『号泣する準備はできていた』で直木賞受賞。詩作のほか、海外の絵本の翻訳も多数。父はエッセイストの江國滋。そうなんだ、悩んでも苦しんでも悲しんでも、どっちみち百年も経てば誰もいないのだ。そんなにたいしたできごとではないではないか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。

 


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