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Channel: まほろば自然博物館
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師走とてのほほんとする蜘蛛の糸

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 2日のさぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は5.5度から11.3度、湿度は64%から48%、風は3mから1mの南西の風が少しばかり。明日の3日のさぬき市地方は、寒気や湿った空気の影響で概ね曇る見込み。今日の日の出は6:52分、日の入りは16:54分、月齢は27.2の中潮。

 

 103/72/79 36.2c-98%-62.6Kg 14.0c-43%-1020hPa 体調に変化はない。

 

 数字的には相変わらずで、相変わらずの寝不足気味。別に出かける用事も行きたいところもやるべき仕事もないのだから寝ていればいいようんものだが、朝の4時半になると起きてしまう。

 

 Anカレンダーの12月分である。「法事法賛、孫子(まごこ)の正月」という言葉があった。私らの子供のころには娯楽もなかったもので、親戚筋の「法事法賛」、祥月命日などには家族総出で出かけたものだった。

 

 そのころはお坊さんも前の日から泊まり込みでやってきて「三部経」を詠むのが常だった。夜に一座、翌日の午前中に二座のお勤めが子供心には苦痛だった。でも、この「がんにぃ~し~く~ど~くぅぅ・・」が聞こえるとお尻がむずむずとした。お経が終わるのである。

 

 お経が終わると子供たち十数人が表に飛び出して走り回り、鬼ごっこをし、チャンバラをして、お盆かお正月のように遊んだものである。その間に、お膳が並べられ、座布団が配られて「お斎:おとき」になる。そうすると、子供らは給仕役で、ご飯のお替り、お汁のおかわり、お酒の追加や熱いぬるいの注文取りまでやらされる。お斎が終わればすぐさまにチャンバラや赤胴鈴之助ごっこ、月光仮面ごっこに夢中になった。これを、このあたりでは「おきゃく」と言った。

 

 お坊さんになって、自分が、この「願以此功徳・・・」を詠むようになった時、あの頃の子供心が懐かしく思われてホッとしたものである。「あ・・、これで終わるんだ・・・」だから、カレンダーの最後のページにこれが印刷されているのかと納得した。

 

 愛用のダイアリーもこのページでおしまい。来年用のダイアリーは用意してあるが、この年になるとクリスマスもお正月も関係ない。毎日が今日の連続であることに変わりがない。

 

 そうは言っても、お役目だけは休めない。来年三月のイベントをどうするのか意見がまとまらない。いろんな「たたき台」を用意しないと議論が進まない。今月でまとめないと、報道や広報には間に合わない。やるか、やらないかの決断の時である。

 

 だから、あの手・この手の資料を準備して納得してもらうほかない。その準備作業中。会議は来週の火曜日の七日である。あと五日・・・。

 

 今日のお昼も昨日とおなじ「むかごご飯」。全く、お野菜ばかりの食事である。サル除けネット・鳥除けネットのおかげで野菜は豊作。それをこれでもかと並べるのだからありがたいのか、どうなのか。

 

 昔は「昼ドラ」というと「よろめきドラマ」みたいなのが流行したらしいが、これは昼間のドライブで「昼ドラ」である。これが、いつもお世話になっている赤松先生の「正行寺」さんである。正式には「雲生山月光院正行寺」さんという真宗興正派のお寺さんである。

 

 今日の掲示板はこれ。「私たちは地球の今、この時、21世紀に一瞬だけ住むことを許されているんだ」という写真家の桃井和馬さんの言葉からである。上記の赤松先生のお寺の掲示板から。写真家の桃井和馬さん(59歳)は、世界140か国以上をまわって戦場や紛争地の写真を撮ってきた。しかし、ある時から、争いではなく、自然など人間を超えた大いなるものにレンズを向け始めた。そして桜美林大学の客員教授を務める現在、学生たちと共にスペインの巡礼路約1000キロを歩く活動をしている。なぜ桃井さんの被写体は変わっていったのか?なぜ、いま学生たちと共に巡礼路を歩くのか?桃井さんは何を見、何を感じたのだろうか。しかし、大きな目で見たとき、私たちの存在はあまりにも小さすぎて、長い歴史の中から見れば、ほんの一瞬、この21世紀に身を置いただけに過ぎないのだと知らされることだろう。

 

 写真家・桃井和馬さんである。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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