四国地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降っている所があった。丸亀市は明け方には大雨になっていたが、朝方になって小雨になった。気温は12度から17度、湿度は92%から64%。風は1mから3mの北北西の風が・・・。午後からは雨も上がって青空も顔を出した。明日の16日は、高気圧に覆われるため、概ね晴れる見込みらしい。
明け方、午前三時から四時にかけては激しい雨音で起こされた。その音も午前六時前になって落ち着いてきた。とにかく、帰らねば・・・ということで、八時半のフェリーに乗って島を出た。このころには小雨状態。
その足で、多度津町立資料館に立ち寄って、お友達の書いた本を買った。塩飽本島の観光案内所に行けばいいのだが、あいにくと船便がよくないので、ここに来れば在庫があると聞いていたもので立ち寄った。
フェイスブック友人の吉田幸男さんの第二作目「塩飽史」。この終わりのほうに、ちょっぴりと「英国士官レキの墓」についての記述があるというので購入した。2、625円だった。お値段するだけあって、404ページの大作だった。手にしてもずしりと重い。ちらりと目を通したら、「イギリス士官レキ研究会」に買ってもらおうか。
それにしても、よく、これだけのものを書き溜めたものだ。まさに「塩飽史」集大成版という感じ。それだし、これだけの本を作って世に出すということは、よほどのお金がかかっただろうに・・・と、俗っぽい心配ばかりしてしまう。
多度津町から丸亀市に戻って、飯山町、綾歌町を経由して綾川町へ。そして、そこにあった、「本格手打ちうどんセルフ はゆか」に入った。ここも県外ナンバーが多いお店。
毎度毎度のわかめうどんでもあるまいし・・ということで、今日は、この「肉うどん 400円」にした。これは、小(一玉)でのお値段。
ここの麺は太くて硬い印象。ごつごつしているという感触。田舎のうどんという雰囲気。お出汁は肉汁がしみだしていておいしいと思った。
吉田さんの著作を斜め読みしての感想だけれど、確かに塩飽本島のどなたかが言うとったように、「先に活字にされてしまったなぁ・・」という気分はぬぐえない。うちの研究も、来年春の活動発表だから、その先に活字にされたなぁ・・という空気はやっぱりある。やっぱり、あるが、先輩の書いた歴史を破った・・・という罪悪感は払しょくできた。
「先輩学者の書いた歴史が間違っていましたよ」という勇気は私にはなくて、どうしたものだか、どうやって、あいさつに行けばいいものかと、会長ともども心配していたけれど、先に、「こういうことでしたよ」と、風評を流しておいてくれれば、わたしどもは大手を振って、「レキの墓の真実はこうですよ〜」ということはできる。吉田さんを防波堤にすればいい・・(笑い)。
ま、それ以外に、レキ士官その人にはなにも触れていないのがいい。ジョン艦長のその後にも触れていないし、レキ士官がなんで死んだのかも知らないのもいい。そう。私たちがより多くの秘密を握っているのだからして・・・(ニヤリ)。
昨日は海の勉強会。きょうは移動日で、明日は山の勉強会。明日は四国霊場88番札所・大窪寺での「おへんろつかさ」の第四回目の講義日。大窪寺の大師堂内での講義が3時間・・・。冷たそう・・・。
山は次第に冬めいてきて、肌を過ぎる空気も冷たくなってきた。11月も半ばを過ぎて折り返し地点に入った。今月もあっという間に終わってしまいそう・・・。
今日の掲示板はこれ。「人の欠点に気がつくのは 同じものが私の心にもあるから」というもの。似たような言葉に「おまえは、他人のなかにある自分と同じ欠点をむち打とうとするのか。」という、シェイクスピアの言葉がある。他人の欠点はよく目につくものだが、自分にも同じような欠点があるのだから、少し大目にみてあげてはいかがなものか。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。