暦の上では「処暑」ということで、暑さも収まる頃だというのだが、今日はことのほか残暑がキきつい・・・。高松では35度にもなるという予想・・・。「地球温暖化」という言葉は苦手だが、最近の暑さを見ていると・・やや不安にもなって来る。
ということで、今日は香川県の東部、東かがわ市引田(ひけた)の町に行ってきた。これが開設当時の国鉄引田駅。昭和3年ごろのものらしい・・。
こちらは今のJR引田駅。JR四国はお金がないのか駅舎にお金をかけていないように見える。
引田と言えば古い町並みの残る町。これは元の郵便局をカフェとして使っているし、
元の醤油屋さんの建物をイベント会場として使っていたり、
今ももろみを造りながらうどん屋をやっていたりと、古い町並みを積極的に町おこしにつなげている。
お寺もあるし、キャンプ場もあるし、城跡もあるし、釣り場もあるし・・とおもしろい町になっているが、それはおいといて・・・。
今日のお話はこの網を持ってるおじさん・・・・。野網和三郎さんという。昭和の初めに「安戸池」という池を借りて、そこに海水を入れて養殖業を始めた・・・。およそ、養殖というとコイとかフナとかの淡水魚を飼うもので、海の魚を飼うなどということは神に逆らうようなことのように思われていた時代。
戦争中には養殖も中断されたが、戦後には漁協の協力もあって大成功し、安戸池は養殖漁業から観光漁業にまでなって話題となった。私が小学生の頃の話である。
向こうに見える旅館ではハマチづくしの料理も食べさせてくれた。
しかし、こういう観光も時期と共に飽きられたものか、いつしか観光客は激減して海は静寂に戻った。
今も釣り堀形式とかルアーフィッシングのできる安戸池として、和三郎の愛称である「ワーサン」という事業をやってはいるが、昔日の面影はどこにもない。
で、今日のお昼はここになった。東かがわ市引田の「手打ちうどん・宮川」である。実演セルフ・・・と書いてあるが、麺を打っているご婦人を見学できるだけで、自分で麺を打つことはできない仕組み。
で、変わったメニューということで、「なっとう釜玉」460円+ちくわ天80円+エビ天100円を乗せて640円になった。豪華そうに見えるけれど、この納豆は余分だったなぁと思った。どうにも後味が悪い・・・。
今日の掲示板はこれ。時期的にこれ。「気ひとつ あついと思えば なお暑い」。いや、最近の気候は・・暑いと思わなくても暑いが、この猛暑でも炎天下で作業をされている方もいるのだから、やはり気力で、お仕事だと割り切って、給料のためだと割り切って、気分一つで頑張っていることなんだろう・・・。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。