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Channel: まほろば自然博物館
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春の夜は 静かに暮れて ゆくばかり

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は3度から12度、湿度は68%から43%。風は1mから6mの北北西の風。すっかりと春の天気になってきた。明日の23日は、引き続き高気圧に覆われて晴れて、気温も上昇する見込みらしい。

 

 今日は風もおだやかでいい天候になったのだけれど、奥方が娘家族のおうちのお手伝いに出掛けたもので、一人ぼっちでお留守番。お彼岸のお仏壇参り・お墓参りのお客さんが来るといけないというので外出禁止令・・・。

 

 ということで、今日もホームページの更新作業。レキの墓関連の記事の修正と追加。あとは、論文の修正と印刷・製本作業だが、これは梅雨時のデスクワーク用ということでしばらく保留。

http://www3.ocn.ne.jp/~h-kimm/

 

 その後、本山での研修のレポート作成。「タマシイはあるのかないのか」という奇妙な課題を、しかも400字程度にまとめなさい・・というもの。短いのは苦手だ。簡潔に、「タマシイはあるのか、ないのか」というのは難しい。あるような、ないような、あると云えばお馬鹿さんみたいだし、ないと云えば現代過ぎて・・・。どういう視点でタマシイを見るのか・・・ってことだ。

 

 10時過ぎに弟の「たっくん」がやってきて、お墓参りに出掛けてすぐに、叔父さん(父の弟)夫婦がお仏壇参りにやってきた。けいこばぁがいないと、お茶も出せず・・そのまま帰ってしまった。弟は昼前に戻ってきて、「うどんに行こうぜ」と云うので二人でうどん屋に向かった。

 

 で、最近はここが多くなった。さぬき市造田宮西にある「さぬきうどん溜(たまり)」というプチセルフのお店。相変わらず駐車場はいっぱいだったが、難なく駐車できたし、お店にも行列はできていなかった。

 

 ここに来たらこれだろうと、二人とも「たまりうどん小」を注文した。350円だった。おうどんにとろろを乗せて削り節と大きな梅干しが載っている。ここに醤油をふりかけて食べるもの。これがあっさりとしていておいしいのだ。梅干しをからめると少しすっぱくて、なお、おいしくなってくる。

 

 食後はドライブしながら帰るということで、さぬき市志度という町を経由して、大串半島の大串公園を回ってみることにした。私にしたら珍しくはないが、弟にすれば久しぶりの場所になるらしい。

 

 瀬戸内海に大きく突き出した大串半島には、総面積100ヘクタールに及ぶ大串自然公園が広がっている。公園内には特産のぶどうを加工するワイナリーやテニスコート、野外音楽広場、サッカー場やらオートキャンプ場など多彩な施設が整備されて、しばらくは家族連れなどで賑わったが、今では大串温泉も休館となり、野外音楽広場も閑古鳥が鳴いている。

 

 こちらはさぬきワイナリー。ここでは、デラウェアやベリーAなど種類も豊富で、県内有数の生産高を誇るさぬき市のぶどう栽培を背景に、県内産初の本格的なワイン「さぬきワイン」を醸造・販売している。ワイナリーの工場見学は入場無料で自由に見学でき、試飲や直販も隣接しているさぬき市物産センターでできるようになっている。

 

 大串半島からは海岸近くの道路を東進して、さぬき市小田、さぬき市津田を経由して戻ってきた。我が家では春一番の強風で倒れた庭木を片づけたりしたあと、午後一時過ぎに弟も帰って行った。

 

 午後からは、「タマシイはあるかないか」のレポートを書き上げ、二本目の「本山史」の課題で、「何の知識も持っていないご門徒さんに、本山興正寺を紹介する文章を書きなさい」と云うもの。これまた、無理難題を・・・。なんとかかんとか、1000字近い文章にはまとめあげたけれど。要推敲。

 

 昨年は、「前期高齢者の仲間入り」の65歳と云うことで、気分的にも乗っていたし、やる気十分だったのだが、今年はそのような高揚感もないし、体力的にも精神的にも疲れが見えてきた。レポートの課題を見ただけで気分が滅入る。さすがに熱しやすく冷めやすい性格だなぁと再確認したところ。

 

 とは云うものの、まだまだ人生の到達点は先の先。こんなところでしょぼくれていてもつまらない。とりあえず、今年の七月一杯までは予定が目白押し。当面、そこまでは歩き続けてゆかないと・・・。

 

 今日もどうしたのか、荒了寛さんの言葉の掲示板。「執らわれると目が狂ってくる 欲が出ると耳が聞こえなくなる」というもの。あることに執着すると、そのことしか見えていないことが多くある。幾度もある。咸臨丸だったら咸臨丸のことばかり。レキの墓だったら、そのことばかり。周りのことなど見えてはいない。欲が出ると、そのことしか考えずにいて、他人の忠告なんぞまるで受け付けない。そういうことって、いくらもあることだ。それが私たちなのである。そのことに気づくことがまずもって先決問題なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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