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Channel: まほろば自然博物館
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阿弥陀堂 前に後ろに 春の風

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 四国地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は6度から15度、湿度は90%から36%。風は1mから3mの北北東の風が少し。明日の2日も引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。すっかりと春になったような天候になった。

 

 消費税が上がったんだから・・・車に乗るのも控えたいし、外食ももったいないし・・・と、朝の間は法然さん関係の資料を整理していたのだが、こんないい日に家の中で引き籠もるのもどうかなぁ・・ということで、お昼前になってお出かけをすることにした。

 

 で、先週に借りた本を返却するのと、小林一茶のことがわかる本を借りようと考えたからだ。ここは高松市林町にある「香川県立図書館」。少し前にはここに「高松空港」があった。仕事でこの空港の近くを車で走りながら、「飛行機はどうやってコーナーを回るんだろうか・・」などと同僚と話し込んだことがまるで昨日のことのようだ。

 

 参考までに。これがYS-11の操縦席。操縦席機長の左手にあるのが前輪回転用ハンドル。このハンドルで機首を右・左へと操作する。

 

 当時の滑走路は短くてジェット機が離発着できない・・・と云うので新しい空港を作ることになったらしい。1989年に香川郡香南町大字岡に、新高松空港が滑走路長2,500mで供用を開始。これに伴い旧空港は廃止された。その空港跡地に、この香川県立図書館や文書館が作られたと云うわけ。

 

 子供たちが春休みだから多くて、なかなかに賑やかだった。で、「小林一茶」とか「良寛」とかで検索したら、「書庫」というのが多い。書庫にあっても、貸し出し可能の本もあるのだが、係の担当者にお願いしないといけないので面倒だ。本当に読みたい本ならば仕方がないのだけれど。

 

 結局の薬局、お二人の本はむつかしくて読む気がしない。そこで、こども用の本を借りてきたが、「それじゃぁダメじゃん、春風亭昇太。」子供用の本では概略のことはわかるが、仏教的なことはまるでわからない・・・。全く、何をやってんだか・・・。

 

 で、その帰りに、昨日の「亀鶴公園」に寄ってみた。今日あたりが満開かなぁ・・・と云うことで。すると、駐車場はほぼ満杯状態・・・・。大勢の人が桜の花を見に来ている・・・。

 

 やっている、やっている、お花見だ。こどもを含めた家族連れとか、介護施設の人たちとかが多い。何カ所もの介護施設のマイクロバスが出たり入ったり。で、お弁当を食べながらの写真撮影とか・・・。

 

 こういう車いすのお年寄りがあちらこちらに。ヘルパーさんも大変だ。今週いっぱいが見所かな。

 

 これは小学生か中学生らしい女性陣。手作りのお弁当持参でのお花見。やるねぇ・・・。私らの子供のころには花見なんてものはなかったように思うのだけれど・・・。

 

 今日も確認したけれど、少し前までにはあった、「ゴザ貸します」とか云う商売は見えなかった。一組だけ、お年寄りの男性十名ほどが日本酒やビールを飲んで大声を出して騒いでいたが、平日の昼間ともあって、女性やこどもが多いなぁと思ったことだった。

 

 午後からは、いつものように資料の整理。Web上から「小林一茶」や「良寛」さんの情報を探していた。やはり、永く語り継がれるだけあって、すさまじい生き方だなぁと思わされるばかり。

 

 春雨や食はれ残りの鴨(かも)が鳴く(春雨がしとしとと降る中、鴨の鳴き声が聞こえてくる。あの鴨は、冬の間にうまく猟師から逃れた、食われ残りの鴨なのだ。)菜の煮える湯の湧き口や春の雨(温泉の湧き口に青い菜を突っ込んで煮ている。春雨が静かに降りそそぎ、辺り一面が煙っているようだ。)大根(だいこ)引き大根で道を教へけり(畑で大根を引き抜いている人に道を尋ねたら、今抜いたばかりの大根で道を指して示してくれた。)

 

 小林一茶らしい句ではないか。こんなものなら、俺にもできるぞ・・・と思うのだが、私がこういうものを読んでも有名にはならないし、歴史上にも残らない。佳作にもなったりもしない。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生における幸せは成功ではなく成長にある」というもの。みやざき中央新聞スタッフの刀根淑子さんが描く書から。「とね」刀根さんは、「墨友」 漢字、師範を取得しているが、「とね書」については、枠から大きく外れた絵画のように表現している。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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