東かがわ市地方は朝方は薄曇りであったが昼前からは高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は14度から24度、湿度は86%から57%とやや高めで蒸し暑かった。風は2mから4mの南南東の風が少し。明日の20日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方からは雨となる見込みらしい。
今日は所属寺院の「海暁山海暁閣勝覚寺」の春季永代法要の日。例年は5月18日となっていたのだけれど、今年はなぜか19日になっていて、少し予定が狂ってしまった。ま、私の予定なんぞあってないようなものなんだけれど。
http://user.shikoku.ne.jp/s2521/history.htm
法要は13時半からだけれども、私たちはいつも10時半くらいに出仕する。ところがどうしたことか兄弟子の弘昭さんがやって来ない。急遽、18日から19日に変更になったからお仕事の段取りがつかなかったのかと心配をしたものだった。
この人が私どもの寺の有名人「庄松(しょうま)同行」。いわゆる「妙好人(みょうこうにん)」と呼ばれた人の一人。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%99%E5%A5%BD%E4%BA%BA
ま、それはさておき、今日は春の永代経の法要日。兄弟子の弘昭さんも「わっせとった〜(忘れていた)」と、法要ぎりぎりに駆けつけて来てくれた。
予定通り、想定通りに法要も終わって、柴田先生のご法話になる。柴田先生は高松市西植田町「花の寺」で有名な「勝名寺」の住職さん。
http://uetakouku.com/shomyoji.html
お寺でしか聞けない、お寺でしか話せないような、そんなお話を堪能したことだった。ま、お寺に来ているのだからあたりまえのことか。お寺でTPPの話をしても仕方がないし。でも、お浄土に渡る「弥陀の願船」には「往復切符がある」と云うのは新鮮なお話。普通は「死んだらおしまい」って、ことで、「お浄土に往った人は戻ってこない」というお話なんだけれど。
「弥陀の願船」に乗って、西方浄土に行くのだけれど、そこには「往復切符」があって、お浄土に往っても「往還回向」という報復切符で戻って来て、生きている人のこころに戻って来る・・・というお話だった。
話はそれとして、昨年までは会うこともなかった、お寺の次男坊の英海さんと三男坊の善海さんに会って一緒にお仕事ができた。二人とも学生さんとかで京都に出かけていて、全く顔を合わすことがなかったのだけれど、みんな大きくなって戻ってきていた。時の流れだなぁとあらためて自分の歳を教えられた。
うちのお寺もこうした若い力でやっていくんだなぁとしみじみとしたことだった。
今日の掲示板はこれ。「一人では何もできないが 一人から初めなければ何もできない」と云うもの。
一人の手
作詞:Pete Seeger・日本語詞:Rutsuko Honda
作曲:Alexis Comfort
一人の小さな手 何もできないけど
それでも みんなの手と手をあわせれば
何かできる 何かできる
一人の小さな目 何も見えないけど
それでも みんなの瞳でみつめれば
何か見える 何か見える
そんな感じの言葉です。
https://www.youtube.com/watch?v=PRSvfT3y-V8
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。