さぬき市地方は、西日本に停滞する前線に向かって、南からの暖かく湿った空気が入っているため、雲が広がり雨の降っている所があった。香川県では、14日昼過ぎから急な強い雨や落雷に注意するように言っている。気温は24度から30度、湿度は92%から82%。風は2mから4mの南南東の風が少し。明日の15日は、南からの暖かく湿った空気の影響で、雲が広がり昼過ぎから夕方にかけて雨が降り雷を伴う所があるらしい。
今日が空き缶類の回収日なもので、昨日の夕方に集積場に運んだのだが、背中から足腰あたりが引きつるようになったし、大粒の汗が噴き出した。「あ、あかん・・・」と、車に乗り込んでエアコンを最強にして安静にしていたら収まった。熱中症の前段階だったのかなぁと思ったことだった。
さて、例年のお盆休みとは打って変わって、今年は静かなお休みになっている。奥方のけいこばぁは14/15/16日とお仕事、それも今夜はお泊まり勤務。若い介護士さんが盆休みや子供の夏休みほかで、お盆の間は人手不足になるらしい。そのリカバリーらしい。
とにかく、このあたり・・(と、言うてもどこかわからんだろうが)では、「お盆だから」と言って、特に何もしない。よく、キュウリやナスで牛だの馬などを作るとか、迎え火をするとか、お墓に灯籠を吊すとか、マコモだのそうめん飾りだの・・・という、そういうものをしない。町ではお坊さんがバイクに乗って走り回っているが、こちらではそんな姿も見掛けないし、お盆つとめにお坊さんが来たこともない。
よく、テレビなんぞではお墓参りをする画像を見掛けるが、そもそも、お墓なんてないおうちが多かった。京都の霊山別院の納骨堂や?松の仏生山法然寺に納骨するのが常だった。このあたりでお墓を作るのは昭和の後期になってから。我が家も昭和の45年に父親が亡くなってから、母が建てたもの。だから、墓参りの習慣もなかった。
平成の7年に丸亀市沖の「しわく広島」に海の家を建ててからは、お盆休みと称して(当時の所属会社にはお盆休みはなかった。カレンダー通りの勤務だった)、島の家で魚を釣ったり、飲んで食べて遊ぶものだった。そこに娘家族や神戸からのお客さんなどで、十数名がわいわいがやがやと夏休みを楽しんだものだった。
その頃に生まれた子供も大学生になり、その下の子は今年は中学三年生になった。島で遊ぶ余裕はないそうで、ついに「島の夏休み」もなくなった。おそらく高校生になると、勉強だ部活だと、島まで来る時間もなくなってしまうことだろう。入学金だ、授業料だと考えれば、親たちも遊んでばかりもいられない。
それだし、20年もすれば、島の生活の新鮮さもなくなってきたし、海の魚もめっきりと減って、釣れるのはフグばかりになってしまったし、島の楽しみも激減してしまった。ただ、暑いばかりではたまらない・・・。
だから、子供の頃から、お盆と言えば「盆礼」ということで、13日は母方の実家での盆礼、14日は叔父さんちでの盆礼で、15日が我が家での盆礼で・・・ということで、連日のお食事会で過ごすものだった。ま、飲んで食べてああだこうだと世間話を楽しむ毎日だった。それが親戚づきあいだと教わった。ま、今風に言えば「親戚の絆」なんだろうと思う。
でも、今は、母方の叔父さんも叔母さんもいないし、親戚の多くの方がいなくなってしまって、そういう「盆礼」に呼ばれることはなくなった。ただ、今週末の17日の日曜日には、弟家族の二家族に娘家族やいとこ夫婦が集まる程度になった。
と言うことで、今日は徳島県の10ヶ寺を回ってきた。観音さんがいた切幡寺から東に向かって、法輪寺・熊谷寺・十楽寺・安楽寺・地蔵寺・大日寺・金泉寺・極楽寺までやってきた。とすると・・・
今日の旅の終わりはここ、霊山寺。ここは「れいざんじ」ではなくて「りょうぜんじ」と読む。
その霊山寺の境内の池にあるこどもたちの像。
今夜はこの花火を一人で見ることになりそう。
今日の掲示板はこれ。「千万(ちよろず)のいのちの上にさづかれし 平らけき世を生きる悲しさ」という元西本願寺お裏方の大谷嬉子さんのお歌から。つい先ごろご往生なさいました大谷嬉子前裏方様のお歌で、数え切れないほどのたくさんの命を踏み台にして、今、この私がある、そのことがひしひしと伝わってくるお歌である。とかく私たちは、人さまには感謝しても他の命への感謝の気持ちは忘れてしまいがち。それは食事だけに限らない。たとえば病気が治ったとき、お医者さんや看護師さんなどの医療現場のかたがた、心配して見守ってくれた家族にはたいていの人が感謝をするけれども、ひとつの薬を実際に人が服用できるようになるまでには、幾万もの実験動物が尊い命をささげ、犠牲になってくれたことには思いがおよばない。「いただきます」の一言でも、そこに込められた意味をどのように受け取るかで、その人の生き方までがわかるように感じられたことである。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。