さぬき市地方は、山陰沿岸に停滞する前線や南からの湿った空気の影響で雨が降りやすく、雷を伴う所もあるらしい。気温は26度から29度と高くはないが湿度が89%から94%と高くて蒸し暑いし、梅雨のようにベタベタ感がある。風は1mから4mの南南東の風。明日の16日は、南からの暖かく湿った空気や次第に四国地方に南下する前線の影響で雲が広がり、昼前から雨が降りやすく、雷を伴う所がある見込みとか。
今日も朝から蒸し暑い天気になって、あの梅雨が再びやってきたような息苦しさ・・・。立秋を過ぎてからのこんな天気もおかしいなぁと思ったりする。それが明日も明後日もなんだって。
最近はお盆だってお正月だって似たようなもので、単なる「お休み」ということで、本来の意味なんぞわからなくなっているように思うし、それを考える必要もないような時代になったのかも知れない・・・。
お坊さんになるときに、教養課程だか教典解釈だかで勉強したと記憶をしているのだが、お盆のことを盂蘭盆(うらぼん)といい、正しくは梵語で「ウランバーナ」と訳し「倒懸」さかさまにつるされた苦しみという意味があり、このような苦しみを取りのぞく供養がお盆ということになるらしい。
盆の由来は、お釈迦さまの十大弟子の一人である目蓮尊者(もくれんそんじゃ)が餓鬼道におちた亡きお母さんの苦しみを救った因縁によることが「盂蘭盆経」に示されている。
ある時、目蓮尊者が亡き母の恩に報いたいと神通力をもってあの世を透視すると、こともあろうに愛するお母さんは餓鬼道におちていた。生前の面影はなく、すっかりやせ衰えて骨と皮だけになって飢えに苦しんでいる。目蓮尊者は嘆き悲しみ、お釈迦さまに母を救う教えを願ったところ、「七月十五日には厳しい九十日間の修業をおえて清浄になった僧達が帰ってくる。そのお坊さんたちに百味の飲食(おんじき)を供えて供養しなさい。修行僧たちは、ご先祖様や餓鬼道で苦しんでいる者のために喜んで回向(供養)してくれるであろう。そうすれば、その功徳によって、お前の母や、餓鬼道で苦しむ者も含めて、きっと母を救うことが出来るだろう」と教えてくれた。目蓮はお釈迦さまの教えに従って行ってみると、不思議にもその功徳によって餓鬼道の苦しみから救われたと「盂蘭盆経」に示されている。その「ウランバーナ」に漢字を当てたのが、日本では盂蘭盆会(うらぼんえ)になっているのだという。
お昼前にけいこばぁが戻って来て、「お買い物他に行くの。一緒にお願い・・・」というので運転手になった。お泊まり勤務で疲れているのだから仕方がないなぁということで。で、郵便局やら銀行に行って・・・。今日は年金支給日ということで、どことも人が多い。駐車場がどこともいっぱい・・・。
で、今日のお昼はここになった。さぬき市長尾東にある「笠堂や」というプチセルフで、カウンターで注文して製品を受け取って会計を済ませて、食後には食器を返却口に返しておしまいという形式。
で、今日は珍しく「梅おろしぶっかけうどん小の冷や」で330円。黄色い物はおろしショウガ。ま、蒸し暑いときには冷たい物がおいしい・・・。けいこばぁは、いつものかけうどん+天ぷらを二つ。
その後、こういうお店で、17日の「盆礼」のための食材の予約や調達。十数名用の食材だから、どっさりになる。
ここは台湾料理のお店だが、ここで唐揚げとかの中華料理を作ってもらうことにしたのだそうだ。ペットボトルのお茶だ、ジンジャエールだという飲み物も調達して、車の燃料も入れたりして戻って来た。
けいこばぁは、缶ビールをぐびぐびと飲んでお昼寝モードに突入。昨夜は泊まり勤務で、利用者さんのお世話をやっていたので、夕方の16時まではお昼寝。その後、我が家の夕食の支度。
私はお仏壇周りの掃除や片づけ。ま、あらかたは12日に済ませてはあるのだけれど。
今日の掲示板はこれ。「おぼん 父や母に会いたいな ご先祖様にも会いたいな みんなに会える夏の盆 心を洗う ふるさとの盆」というもの。このことば通り。ご先祖様に感謝をしなければ。お盆に限らず、いつも感謝をしなければ。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。