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Channel: まほろば自然博物館
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やれやれと つくつく法師の お説教

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 さぬき市地方は東部では晴れていたが、湿った空気や寒気の影響で西部では雲が広がり、一時、雨や雷雨となったこともあった。気温は24度から30度、湿度は86%から66%。風は2mの南南東の風が少し。明日の21日は、引き続き湿った空気や寒気の影響で雲が広がりやすく、雨や雷雨の所がある見込みとか。ここんところ連日やね。

 

 朝夕は涼しくなってきたし、水道の水も冷たくなってきたし、クツワムシやコオロギが賑やかに音楽会をやるようになった。ふと、カレンダーを眺めていたら、はや、八月も残り少なくなっている。

 

 そこで、9月分の行事予定を修正し、10月分、11月分、ついでに12月分の行事予定表を追加しておいた。

http://www3.ocn.ne.jp/~h-kimm/sub1.html

 

 すると、その直後に、「ホームページ・サービスを、2015年2月28日をもって停止します。」というメールが・・・。あれ、あんたもか・・・。それまでには、どこかにデーターを移転しないといけない。

 

 ということで、今日のお昼はここになった。さぬき市多和兼割にある八十八庵(やそばあん)という一般店。四国霊場八十八番札所大窪寺の門前にあるお店でお土産物屋さんを兼ねている。

 

 で、今日も「団蔵うどん」という細麺のざるうどんになった。最近はここに来るとこればっかり。これで700円。食べやすくて呑み込みやすい麺である。

 

 この頃は空はよく晴れていて、日差しもきつかった。今日はあいにくと帽子を忘れてきたので、余計に暑いなぁと感じた。だが、今日はその上に熱いことが起こるのである。

 

 お昼の12時半から、こうした修験道の山伏たちが集まってきて、「柴燈護摩(さいとうごま)」が勤修される。

 

 こちらは大窪寺の住職さん。

 

 修験道独自の護摩儀礼で、本堂前(不動明王の石仏前)の境内に護摩木や檜の枝などを積み上げ,そこで諸仏を招来して点火する。その火により修験者の煩悩を焼き尽くすとともに,家内安全や五穀豊穣などを祈願する。今年は院代さんから四国霊場開創1200年記念の特別な願文が読み上げられた。護摩木は人間の煩悩をあらわし,その護摩木を井桁に積み上げるのは,人間の罪垢が井戸のように深いからであるとされている。

 

 修験道で行われる護摩は、火炉を設けて護摩木を焼きつつ拝む、インドから中国に伝えられた密教の秘法である。本山派(天台宗)ではこれを「採燈護摩」、当山派(真言宗)では「柴燈護摩」と表記している。ほとんどの場合、法弓、法剣、法斧、閼伽といった諸作法が付随して行われる。また、護摩の終わった後に、焼けた灰の上を素足で歩く「火渡り」が行われる。

  

 おまいりに来ているおへんろさんも珍しい行事にカメラを向けている。こちらの娘さんもうっとりと眺めていた。

 

 さすがに熱くて、暑くて・・・我慢できずに帰ることにした。前進汗まみれの灰まみれになった。後方では熱心な信者さんたちが般若心経や不動明王の真言を大きな声で唱えている。

 

 戻る途中で雨粒がぽつり、ぽつり・・と落ちて来たが、我が家に着くと同時に大粒の雨がばさばさと・・・。おまけに雷鳴がとどろき、あたりは薄暗くなってきた。大慌てで窓を閉めたり洗濯物を取り込んだりしたら、あっという間に青空に戻った。

 

 今日の掲示板はこれ。「いいか 今日がこれまでの人生の最後の日だ いいか 今日はこれからの人生の最初の日だ」というもの。荒了寛さんは、1928年福島県生まれで10歳で仏門に入った。大正大学大学院博士課程(天台学専攻)修了。仙台市仙岳院、清浄光院(仙台)、大福寺(福島)などを歴任したのち、現天台宗ハワイ開教総長としてハワイ在住。ハワイおよびアメリカ本土で布教活動に従事している。その傍ら、ハワイ美術院、ハワイ学院日本語学校などを設立、日本文化の紹介や普及に努めている。独自の画法による仏画も描き、サンフランシスコ、ボストン、ニューヨークなどで個展を開催し、日本各地でも毎年個展を続けている。主な著書には、「慈しみと悲しみ」「人生の要領の悪い人へ」 「画文集・慈しみと悲しみの仏たち」「アメリカ仏教の夢」 「ハワイ日系米兵、私たちは何と戦ったのか」 「娑婆を読む」「生きるとはなぁ」「生きよまず生きよ」他がある。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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