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Channel: まほろば自然博物館
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虫群れて 満月の夜の 夜会服

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は20度から30度、湿度は84%から51%、風は2mから3mの北北西の風が少しばかり。明日の10日は、引き続き、高気圧に覆われて概ね晴れるけれど、上空の寒気の影響で午後は雨や雷雨となる所がある見込みとか。

 

 昨夜は十五夜で仲秋の名月だとか。本当の満月は今夜なのだが、三脚を立てて山陰から登って来るお月様を待っていた。20時前だっただろうか、この月は。

 

 今朝はすっきりとした秋の朝になった。つまり、今年の夏はなかったみたいで、とうとう、海に入ることも魚釣りに行くことも、島の家に泊まりに行くこともなかった夏になった。

 

 さて、今日は「火曜日」ということで、香川県立図書館に出掛けてみた。毎週月曜日が図書館や博物館・資料館はお休みになる。だから、火曜日になるのを待ちかねて図書館に向かうのである。今日は借りていた「讃岐の先覚者」とか「さぬきの人々」とかいう本を返却するためだった。

 

 9時開館を待っていたかのように大勢の人が集まってきて、ここに吸い込まれて行く。各種新聞を楽しみにやってくるお年寄りも多い。

 

 返却した足で、思いつくままに「さぬき市の文化財」とか「香川県の文化財」とかの本を五冊借りた。全くの思いつくまま。ま、ここには、志度寺・長尾寺・大窪寺などの文化財の仏像や錫杖や掛け軸・絵画などが掲載されているので、ま、見ておこうか・・・みたいなことである。だが、しかし、真宗寺院にはなぜかこうした文化財というものがない。讃岐への真宗伝搬が遅かったせいもあるのかもしれない。

 

 次に向かったのは「坂出市役所」。この自転車の先にあるのが、「来訪者受付」で、「どちらにご用ですか?」と尋ねられる。「市民課です」というと、「右に曲がって案内人の指示に従ってください」というので、大きな顔をして市民課に向かった。もちろん、私は「坂出市民」ではないのであるが・・・。

 

 例のこのパンフレットを頂きにきたのである。私の持っている資料は「pdf」という画像ファイルで、それをプリントアウトしたものだから、ぜひとも本物を・・・ということで、二部、頂いてきた。

 

 「あ、なるほど、こうなっているのか・・」ということで、これを参考にして、「さぬき市」用の「先人巡りのパンフレットを見直してみたいと思ったわけ。

 

 ついでに、JR坂出駅の観光案内所にも寄ってきた。そこでもそのほかの観光パンフレットを何種類か頂いてきた。

 

 頂いてくるのはいいのだけれど、これらをファイルにして、どこかに保存するのだが、その保存先が分からなくなって、またも、資料集めに走り回ってしまうのだ。

 

 坂出駅から南に進んで、丸亀市綾歌町に抜けて、レオマワールド下から東に進むと、綾歌郡綾川町に入る。旧の綾上町羽床にある「本格手打ち・セルフうどん・はゆか」というプチ・セルフのお店である。

 

 ここは「ぶっかけうどん」がおいしいらしいので、「肉ぶっかけうどん小の冷や」+濃い出汁をお願いした。これで450円だった。普通のぶっかけうどんは260円だと書いてあったが、お肉が乗ると、うんとお値段が跳ね上がるようだ。

 

 ここの麺はしっかりとした、ごっつい麺だ。冷やだとしっかりとした固さ、重さがあって、おなかにはずしりとこたえる。ここも案外と有名店らしく、県外ナンバーが並んだりする。今日も神戸ナンバーの車が止まっていた。

 

 お店の中はこんな風・・・。手前にあるものは「おみやげ用」のおうどん。県外から来られた方はしっかりとおみやげを提げて帰るようだが、近所のおばさんたちは玉売りで10玉とかの入ったビニール袋を提げて帰っている。

 

 今日は9月9日で、「救急の日」だとか「重陽の節句」だとか言われているが、田舎のおじさんには全くの関係がない。今晩は奥方がお泊まり勤務だから、ゆったりと、満月の写真でも撮るとしようか・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「病気を治すのがお念仏の御利益ではない どんな病気をもむだにしない心がお念仏の御利益である」という太田祖電のことばから。お念仏とは「おまじない」や「呪文」ではない。お念仏を称えても病気を治したりお金持ちになったりはしない。どんな病気になっても、生かされているこの私の生き方を、無駄にしないことこそがお念仏のありがたいこころなのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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