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Channel: まほろば自然博物館
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お仕事が 済んで散り敷く 彼岸花

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 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がやすく、雨の降る所があるらしい。気温は19度から29度、湿度は86%から72%、風は3mから6mの南南東の風がやや強く、室内にプリンター用紙が飛び回っていた。明日の3日は、前線や湿った空気の影響で雲が広がり、朝から昼前は雨が降り、雷を伴う所がある見込みとか。

 

 朝方は羽織るものが欲しいと思ったが、適当なものが見つからずにそのまま散歩に出た。しばらく歩けば、そうでもないなぁと思った。曇っているせいか、寒いとは思わなかった。

 

 今日は雨が降るかもしれないということだったので、今日のお出かけはここになった。高松市林町にある香川県立図書館。アキニレの葉っぱが少しばかり黄色くなってきて、少しずつハラハラと落ちている。

 

 今日は平日ということだろうか、以外と人影が少なくてまばら・・・。子供の声も聞こえない。

 

 で、借りていた山頭火の本を返却した。山頭火も消化不良のままだが、もう少し、草が枯れてからの句碑探しがいいように思ってしばらく休憩。

 

 今年の研究テーマは、「四国遍路の闇と陰」。あまり語られることのない陰のお遍路さん。つまり、病気遍路や職業遍路、世の中からはじき出された人たちがお遍路となって、お接待で生き抜いてきた人たちのお話。

 

 そういうものがパソコンの中にずっしりと溜まってきた。少しずつ、整理はしているのだけれど、量が多くなってきてお話がこんがらがってしまう。

 

 だんだんと、お遍路というものが観光化し、「癒し系」や「歩き遍路」というものにスポットが当たってきたし、世の中がどんどんと変化していくと、過去の闇の部分が忘れ去られていってしまう。なまなましい裏のお遍路というものは、一般の本では表現できないし、そういうものは書いても読まれないから本にはならない。

 

 でも、「おへんろつかさの会」にも、お遍路研究ではプロみたいな方がうじゃうじゃといるみたい。「遍路道」やら「遍路の墓」に「遍路道の丁石」などというマニアックなものから一般的な「お遍路」の専門家や「お接待文化の専門家」まで。私は、そのすき間を覗っている。女性だって何度も歩き遍路を達成している人だっているのだから強者揃いばかりだ。

 

 私はいつもの「お遍路社会民俗学」でいくしかないな。

 

 ま、今年は欲張らずに、お遍路の闇と陰について簡単にまとめることにしておこうか。あんまり踏み込むと抜け出せなくなっても困るから。

 

 言うと云わないと、桜の葉っぱや広葉樹あたりでは紅葉が始まっていて、ハラリハラリと落ち葉が落ちるようになってきた。なんだのかんだのと言うてる間に、秋は少しずつ深まってきているということだ。道ばたにどんぐりもしきりと転がっている。

 

 我が家の周辺ではすっかりと彼岸花が姿を消した。金木犀も散り始めたし、庭先の露草も枯れ始めてきた。

 

 今日の掲示板はこれ。「あったらあったで不満があり 無ければ無いで不安になる」というもの。配偶者にしろ、お金にしろ、地位にしろ、欲望にしろ、煩悩にしろ、マイホームにしろ、なんだっていいが、あればあったで不満が生まれ、無ければ無かったで不安になるもの。あれが欲しい、これも欲しいとは思っても、持てば持ったで悩みが生まれ、無かったらないで不安になってしまう。私たちってどうしたらいいんだろうか。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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