さぬき市地方は高気圧に覆われておおむね晴れていたが、夕方からは雲が広がってきた。気温は18度から26度、湿度は90%から59%、風は2mの北北東の風が少しばかり。明日の11日も今日と同じような天候になるらしい。
ふと、机の上を見れば、返却し忘れている本があるのに気がついた。そこでまたもや香川県立図書館にやってきたというわけ。
次第にアキニレの葉っぱが紅葉を始めている。はらはらと落ちる葉っぱをおじさん数人が掃き集めているが、掃いても掃いても落ち葉は落ちる。それでもおじさんたちは掃いては掃いては掃き集めている。
で、今日は「山頭火」についての本を探してみた。すると・・・。
こんな本があった。なんと全国にある「山頭火」の句碑ばかりを集めた本である。総合計で921基もある。香川県には101基もあって、さぬき市内に65基あるらしい。この田原さんという人が全国を歩いて集めた写真集なんだろう。すごいことだ。
こんな感じで建てた人、揮毫した人、寸法まで入っている。さぬき市の「山頭火顕彰会」発行の句碑集に入っていないものまで載っているのだからすごい。またまた、歩き直さないといけなくなった。当然、顕彰会の句碑集に載っていても、この本に載っていないものもある訳だ。
早速に、私のリストにないものをスキャニングしてデータを電子化しておく。文章もテキスト化しておく。
でもだ。山頭火って、どこが良くてここまでもてはやされているのだろうか。
マンホールの蓋だって、何種類もあるし、テレビドラマにもなったし、俳句集は山ほど発行されている。俳句たって、こんなもの、私が作ったら、「あんたはアホか・・・」と言われるのがオチだ。
で、ものはついでだと、昨日の写真の場所、地獄谷に寄ってみた。でも、何の手がかりも見つからなかった。
で、今日の句碑集の該当の部分には、「大窪寺南面の旧遍路道の丁石、石仏のある幻の山頭火みち。赤松家の奥ゆらぎ石の手前、山頭火顕彰会会員の案内が必要」とある。そんな難しい場所に建てなくてもいいやんか・・と思ってしまう。なんのための句碑なんやろうか・・と思ったことだった。しかしのかかし、そのあたりに「赤松家」という家はないのだけれど・・・。
おかげで、今日もお昼を食べそこなってしまった。
このあたりはサルがいないのだろうか、カキやクリがそのままである。田んぼの周囲にはネットが張ってあるので、イノシシの襲来はあるみたい。
そんなこんなで、今日もばたばたと暮れてしまったことだった。
今日の掲示板はこれ。人は「昨日にこだわり 明日を夢見て 今日を忘れる」というもの。真宗大谷派の本多恵先生のお言葉である。過ぎ去った過去にこだわってばかりいて、あるいは明日ばかりを夢見てあこがれ、今なす事を忘れては何もならないということ。過ぎ去った過去は捨ててしまい、まだ来たらずの明日を夢見てばかりでは今がおぼつかない。要は、今の自分を、どう、生ききるか・・・という一点に尽きるというものだ・・・。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。