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Channel: まほろば自然博物館
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菊の花 お役目一つを やりとげて

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香川県地方は寒気や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、昼過ぎから雨の降る所があったし、夜中に激しい雷雨もあった。気温は17度から23度、湿度は94%から74%、風は2mから4mの北北西の風が少し。明日の28日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。 

 

 今日は朝から、柿の実を採ったり、空き缶や空き瓶、不要衣類などを回収場所に運んだり、燃えるゴミを指定の場所に出した。そう、帰宅の準備だ。眼の手術の終わる2月までは、この島の家には来られない。食材なども引き上げた。

 

 この台所の窓の網戸が傷んで破れているのだが、この格子窓があるから外せずにそのままになっていた。そこは工夫と努力でなんとか外した。「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」のだ。

 

 外して縦に置いたが、上の部分が破れてしまっている。ここから蚊や足長蜂やアブやハエが飛び込んできた。まず、ゴムの固定材を外して古い網を取り外す。

 

 新しいネットをかぶせて、ローラーで、ゴムバンドを押し込んで固定する。

 

 余分なネットを切り外せば修理は完了。ここまでは簡単だが、窓ガラスと、格子窓の間に、この網戸を差し込んでレールに乗せるのに一苦労。大汗をかいてしまった。

 

 おおまかに掃除機をかけて、洗濯物を片付けて、10時45分発の高速艇で島を出た。丸亀港には11時に接岸する。そこから高松空港に向かう。

 

 高松空港の南側に「空港公園」がある。今日は月曜日でお休みなのだが、駐車場には大勢の人がいる。ヒマなのか、休憩時間なのか、わんさかと車が止まっている。その間に潜り込んで、残った食材でのお弁当。食べて終わると即座にここを出た。

 

 帰り道にある、この「公淵(きんぶち)森林公園」内で行われている恒例の「菊花展」をのぞいてきた。恒例のイケメンマネキンを使ったおへんろさんが今年はいない。

 

 今年は、こういう菊が多いと思った。これは「管物(くだもの)」で、三本立てを「達磨(だるま)」と言うらしい。草丈が65Cmになるように仕立ててある。管物にもいろんな種類があるらしく、花火の名前が多い。それだし、細物とか太物という太さによる名前もあった。

 

 これは「一文字」とか「御紋章菊」とかいうらしい。天皇家の菊の紋章の元になった菊。

 

 この盛り上がったような丸い物を「厚物」といい、下に花弁が垂れたものを「厚流れ」というらしい。やはり、これが圧倒的に多い。

 

 小菊などを寄せ植えにした「寄せ植え」とか「景色物」も見応えがある。

 

 今日の掲示板はこれ。「眠られない人には夜が長いように 正しい教えを知らない人にはまよいが長い」というもの。
  (前略)
 弓矢を作る人が、矢を削ってまっすぐにするように、賢い人は、その心を正しくする。
心は抑え難く、軽くたち騒いでととのえ難い。この心をととのえてこそ、安らかさが得られる。
花の香りは、風に逆らっては流れない。しかし、善い人の香りは、風に逆らって世に流れる。
眠られない人に夜は長く、疲れた者に道は遠い。正しい教えを知らない人に、その迷いは長い。
愚かにして愚かさを知るのは、愚かにして賢いと思うよりまさっている。
愚かな人は常に名誉と利益とに苦しむ。上席を得たい、権利を得たい、利益を得たいと、常にこの欲のために苦しむ。
大工が木をまっすぐにし、弓師が矢を矯(た)め直し、溝(みぞ)つくりが水を導くように、賢い人は心をととのえ導く。
堅い岩が風に揺るがないように、賢い人はそしられてもほめられても心を動かさない。
おのれに勝つのは、戦場で千万の敵に勝つよりもすぐれた勝利である。
正しい教えを知らないで、百年生きるよりも、正しい教えを聞いて、一日生きる方がはるかにすぐれている。(後略)

                  仏陀の言葉 (仏教伝道協会編『仏教聖典』より)

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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