Quantcast
Channel: まほろば自然博物館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

弥陀の手に 委ねられての 冬日和

$
0
0

 さぬき市地方は冬型の気圧配置が続いているため、雲が広がり、雪や雨の降っている所があった。気温は3度から8度、湿度は64%から58%、風は4mから5mの西の風が強くて冷たかった。明日の7日は、寒気の影響で雲が広がりやすい見込みとか。

 

 今日はすっきりと晴れて気持ちの良い朝。きりりとしたすがすがしい空気が流れていた。

 

 朝方に降ったものだろうか、あられのようなものが一面に。まるで霜のような雪のような。

 

 とりたててするような仕事もないものだから、いよいよ、年賀状の印刷にかかった。宛名書きは昨日の段階で終わっている。今日は、それを親戚・友人・ネット友人・奥方用に分類して、その分類ごとにパターンを変えて印刷する。

 

 あとは、文末に一行コメントを書けばいいようになった。できることからこつこつと・・・。

 

 お昼からはここに行って来た。さぬき市長尾西にある、真宗興正派の「秀円寺」さん。先日のバス研修で一緒になった児玉さんというお姉さんから、「六日には来てね」と言われたものでやってきたのだが・・・。

 

 ご法話が、岡山県倉敷市の「三木秀海先生」だというので、それはお邪魔しなければ・・・ということになって。三木先生には「真宗学」などを教えていただいたし、歎異抄の講義も受けたし、「正信偈講義」も近年に受講したことがある。

 

 この頃・・・12時半くらいには強い西風が吹き荒れていた。ここは、同じ、「東讃一組(いっそ)」という同じ班なのだが、なかなかにお作法が違うので、少しばかり面食らってしまった。

 

 「ご法事が始まるのに、お扉が開いていないぞ・・」と思って居たら、ご婦人たちが白い手袋をつけてしずしずと入堂して、うやうやしく「開扉」する・・・。

 

 そして、行事鐘によって、「楽人」が入堂する。本格的な法要ではないか・・・。法要は、この「楽(がく)」によって進められる。

 

 ま、難しいことは抜きにしても、「お正信偈」のふしが違うのにも驚いた。あ、今どき、こういう節回しがあるんだ・・・。私らが、子供の頃に聞いたような節回し・・・。私はご本山のお正信偈を聞き慣れているので、ひどく、なつかしいお経を聞いているような気がした。お寺、お寺によっても節回しは違うんだろうか。

 

 ご法話は、先に紹介した「三木秀海」先生。優しい声でお話をされるお方。今日は「お正信偈」についてのおはなしで、真宗門信徒にとっては基本的なお経である。その正信偈をわかりやすくお話された。

 

 正信偈の「正信」の反対の言葉は・・・。迷信・邪信・狂信・傍信・軽信・・・。信じることの難しさみたいなお話だった。

 

 みなさん、熱心にお聴聞をされている。で、肝心の、誘って呉れた児玉のお姉さんの姿は見えない。お食事やお茶のサービスなんだろうか。出会えずじまいでお寺を後にした。

 

 今日の掲示板はこれ。「ぜんぶが簡単に思いどおりになったら こんなにも楽しくないし成長もないと思うで」というもの。簡単すぎるゲームはおもしろくないし楽しくもない。思い通りになるパズルなんてあっという間に完成してしまってちっとも楽しくない。いくらかは悩みもし、いくらかは苦労するから、達成感が生まれるし経験値も上がる。人生は、そう簡単に思い通りにならないから楽しくもあるし苦しくもある。そうして、その繰り返しがあって、私たちは成長して行くものなのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles