さぬき市の19日は、はじめは高気圧に覆われて晴れていたが、気圧の谷の影響で夕方から雲が広がるらしい。気温は氷点下4度から7度、湿度は76%から63%、風は2mから3mの西南西の風が少し。明日の20日は、四国の南海上を東北東に進む低気圧や前線の影響で、昼過ぎにかけて雨が降る見込みらしい。
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さぬき路は氷点下4度という珍しい冷え込みよう。だから、あたりは霜で真っ白け・・・。
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迷犬ごんの水もがちんこに凍って、縦にしてもこぼれない・・・。東日本の方や北海道の人からすればどうってことのない光景だが、南国四国では珍しい光景。
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こんな画像なんぞ一冬探したって滅多には見られない。こんな田舎だって、土の見える場所が少ないのだから。
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ようやくに車に乗れるようになったから・・・と思っても、いざとなったら行く場所がない。所属寺院には昨日に行ってきたし、図書館に行っても年末年始を前にして読書でもあるまいしと思うし・・・。で、ここに行って来た。知る人は知っているが、知らない人は知らない場所。
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こんなお墓がここにはある。「釈正真信士墓」と刻んである。だから、上の看板の意味がわかる。庄松同行は讃岐の国大川郡丹生(にぶ)村土居(現・香川県東かがわ市土居(どい))に生まれて、父を谷口清七といい、真宗興正派の同市三本松にある海暁山勝覚寺の門徒であった。世にも稀な信者で、頑愚無欲で一生涯を独身で暮らし、東西に遊化し、よく人を諭したと言われている。その庄松同行の法名が「釈正真」という訳である。
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”親鸞聖人は、自分のなきがらは加茂川の魚に与えよ”と仰せられたではないか。「庄松は墓石の下にはいないぞ」である。しかし、庄松の墓があるのは、御同行による報恩謝徳のはからいである。御恩報謝の念仏と同じである。決して追善供養のためではない。
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ここが「小砂(こざれ)説教所跡」と呼ばれているところ。、この地区の真宗の道場であり、昔の集会所であった。ここが、今では「正真講本部」となっており、庄松同行の情報発信源ともなっている。 石段を登り切った左手にあるのが鐘楼。その先に墓石がいくつかあるが、その中に一段と高くなって花が供えられている石碑が「庄松同行の墓」で、「釈正真信士墓」と刻まれている。 没年は明治四年三月四日と刻まれており、他面には、大同行 俗称 谷口庄松 丹生村 と刻まれている。
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これが、その内部。中央に阿弥陀如来が安置されていて、その左手に庄松さんをおまつりしてある。
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これが庄松同行の肖像画らしい。
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これが、有名な「本寂上人」の赤い衣を引っ張って「兄貴、覚悟はいいか」と迫った場面。
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これは、字の読めない庄松が「聖人一流章」を逆に読んでいる話。庄松同行に関する資料がこうして奉納・安置・展示してある。
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今日は大霜の朝だったもので、日中は気温もぐんと上がったのだけれど、日陰や室内にいると底冷えのする冷たい一日になった。こうして少しずつ冬へ冬へと進んでいくようである。
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今日の掲示板はこれ。説教所にあるお皿に書かれている「庄松いわく また生えにゃよいがのう 角があるまんまと聞こえなんだか」というもの。京都から名僧と評判の御使僧が来られたので、庄松さんもお参りしていた。すると、お説教を聞いていた隣の人が、涙を流して「いやぁ、今日のお説教はありがたかった。おかげで日頃の邪見の角が折れたわいなぁ・・」とつぶやきながらお念仏するのを、そばで聞いていた庄松さんの一言。「また、生えにゃよいがのぉ。わしは角があるままのお助けと聞いたがのぁ」と・・。「煩悩を断ぜずして涅槃を得る」という他力の大悲におまかせしてみると、悪業煩悩の角があるままお助けに預かっている悦びがある。凡夫のままに救われていく世界を庄松さんは感得されていたのである。
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じゃぁ、また、明日、会えるといいね。