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Channel: まほろば自然博物館
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一つずつ 答えの見える 朝の霜

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 さぬき市地方は概ね晴れていたが、冬型の気圧配置が続くため、山沿いを中心に雲が広がりやすい天気だった。気温は3度から8度、湿度は62%から52%、風は3mから6mの西北西の風が吹いていた。明日の11日も、引き続き冬型の気圧配置が続くため、雲が広がりやすい見込みらしい。

 

 今日は天気もあんまり芳しくないし、風が冷たくて強いようなので外出禁止になった。だいたい、この時期になると「肺炎」になって一週間ほど入院するクセがあるからで。

 

 ということで、法然上人の論文の修正作業。一昨年の研究論文を読んでみるとおもしろくない。そこで少しばかり切り口を変えて修正してみた。

 

 法然上人は流罪になったとき、「だから地方に行って農夫たちに念仏を勧めることは永年の願いでありました。このたびの縁によって年来の本意を叶えることは、実に朝廷のご恩だと言えます」と言ったという。それだからか、讃岐には浄土宗寺院が28寺しかない。総寺院数は922寺院余もあるのに・・・。そして説法を続けたまんのう町あたりには3寺しかない。なんでだろう・・・みたいなことである。

 

 それを考え込んだら寝られなくなってしまう・・・。ま、実際はぐっすりと寝ているのだけれど、なんだか目覚めが悪い。

 

 確かに子松庄の生福寺には、大勢の人が市をなすがごとくに集まり、身分はあらゆる階級に及び、宗教的に熱心な僧侶も集まったと絵伝にはある。なのに、なぜ、浄土宗は広まらなかったのか・・・という疑問点。

 

 今日も奥方がお仕事なので、木村食堂でのおうどん。内緒だけれど缶ビール付き。

 

 相変わらず日当たりの場所ではにぎやかな声が・・・。あきらめてはいるものの、見ればなんとかならぬものかと思うばかり。

 

 わが家の金柑も柚も全滅。このあたりでは何を作っても無理。裏のミョウガ畑なんぞ、パワーショベルで掘り返したのかと思うほど・・・。

 

 こうして見るとさほどでもないらしいが、深いところでは1mも彫ってある。これを平らに戻すのも大変だ・・・。

 

 午後からも原稿を書いたり削ったり、ページを調整したり印刷したり・・・。目が良くなったのに、外出できないというのはなんとも息苦しい。「目が見えるようになったら、出歩いてばかり・・・」と奥方は言うが、「うちの主人は引きこもってばかりで・・・」なんて他人には話しているんだ、きっと。

 

 今日の掲示板はこれ。「見えている空は大きいけれど、もっと大きいのは見えていない空」というもの。野田さんという方の言葉だと思っているが、私たちの見ている物はほんのわずかな世界のこと。苦しいときや悩んでいるとき、自分の見える世界はものすごく不幸でいっぱいのような気がする。世界中の苦しみや悲しみを、総て私一人が背負っているような気がする。でも、そこを乗り越えてみたら、もっとゆたかで明るい世界が広がっている。まるで、雨の日に飛行機に乗って飛び出したときのように。雨雲の上には蒼くて広い世界がどこまでも広がっているように・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 


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