さぬき市地方は、気圧の谷や寒気の影響で瀬戸内側を中心に雲が広がり、雨や雪の降っている所があった。天候は雨、あられ、弱雨、曇り、晴れと慌ただしかった。気温は2度から9度、湿度は86%から49%、風は1mから5mの西北西の風が冷たかった。明日の20日は、高気圧に覆われて、概ね晴れるらしい。
さて、山頭火の句碑集だが、およそ80基の句碑を集めた物だから80ページほどになる。これを両面印刷したら40枚の薄い冊子にしかならない。だとしたら、ついでに、さぬき市内にある他の俳人の句碑も集めたらいかがなものか・・・と思いついた。ものごと、思いつきで始めたらあかん・・・。
まずは、「句碑の杜」といわれている「宇佐神社」に行ってみた。ま、そうは言っても数基ほどの句碑があるんじゃろ・・・と思ったのだが。
あるわ、あるわ・・・で十数基の句碑がある。句碑というのは筆文字で流れるように書いてあるので、ほとんどが読めない。この句は比較的詠みやすい句碑で、「日の丸に 裏表なし 冬朝日 草田男」と刻んであるが、ほかの句碑は皆目読めない。ここでたちまちにして頓挫。長尾町史でも開けば資料があるんだろうかと、明日に期待。
気分を取り直して、さぬき市前山地区にある「おへんろ交流サロン」に寄ってみた。
ここには山頭火の句碑が4基あるが、それ以外に、「打ち終へて三寸減りし遍路杖 正嗣」という句があるし、読み取れない句碑もある。
で、次に向かったのは大窪寺。このお店は大窪寺の門前にある野田屋さんという食堂兼土産物店。
左に見えるのが「八十八庵(やそばあん)」という、これまた土産物店兼おうどん屋さん。この最初の石段を昇ったところ。野田屋さんの二階の入り口に見慣れたものが建っている。
おお、これだこれだ。「山へ空へ まかはんにゃはらみた心経」と刻んである。これはまさしく山頭火の句碑である。こんな所にもあったのか・・・。思わず絶句。
ここを幾度も幾度も通っていながら、まるきり眼中にはなかったもの。こんな身近な場所にあったのか・・・。
これは、前・香川県知事をしていた前川忠夫(田打男)さんの、「西安の月 長安の月 おぼろ」という句碑。
ほかにも句碑がある筈なのだが、見つけられなかった。
明日は香川県立図書館に行って、さぬき市にある句碑についての記事がないか調べてみたいし、「俳諧の寺」宗林寺さんにも、志度寺さんにも寄ってきたい。
今日の掲示板はこれ。「一度しかない人生だから 自分の道を自分らしく行きたい 人間らしく 自分らしく」というもの。相田みつをさんの言葉らしいが確証はない。たった一度の人生であれば、「自分らしく、人間らしく、生きたい」というのが、多くの人の願いだろう。私も自分の道を自分らしく生きて行きたいと思う毎日である。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。