さぬき市地方は弱い冬型の気圧配置となっており、瀬戸内側では雲の広がっている所もあったけれど、概ね晴れていたようだった。気温は2度から8度、湿度は74%から54%、風は2mから5mの北北西の風が一時は強かった。明日の4日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、夜遅くは雨の降る所がある見込みらしい。
ということで。朝の間はここにやってきた。さぬき市長尾東にある「宇佐八幡宮」である。ここにも30数基の句碑・歌碑があるのだが、肝心の歌碑が幾つか見つからない。
こういう植え込みの下とか、丘の樹木の中とか・・・
こういう庭木の中なんぞに設置してあるものだから、ついつい、見逃してしまうのだ。
それにしても、こうした神域はなぜだか寒い・・・。早々に切り上げて高松に向かう。
途中にあったうどん屋さんに入ってみた。ここも相当前に開店したのだが、なんだかんだでまだ入ったことがない。木田郡三木町池戸(いけのべ)にある「セルフうどん壱」というプチ・セルフのうどん屋さん。元は中華料理店だった場所。
しっぽくうどんがおいしいと表の看板にあったので注文した。小の味噌で350円だった。朝ご飯を食べて間がなかったからか、全く・・・何の感想もない。
お店は清潔そうな、さっぱりとしたお店。10時半だからか、お客さんはいない・・・。
その後は、いつもの、香川県立図書館。ここも静かなもので、駐車場も余裕たっぷりだった。
郷土資料を眺めていたが、欲しい本は貸し出し中のまま。来週は忙しいので、何も借りずに出てしまった。考えてみれば、トイレ休憩に立ち寄ったような感じになってしまった。
12時半にはここに着いた。高松市御坊町にある「高松興正寺別院」。先日には、報恩講さんでやってきたばかり。今日は「教学研修会」が行われるのやってきたという訳。
今日の講師は大原観誠先生。京都の本山(興正派)ほかで歴史の研究をやっている。私も昨年は「本山史」の講義を受けたところ。今日のお話も、「現代仏教の原形をたずねて」というもの。室町時代から現代に至るまでの仏教の流れや相違点などについて講演された。
過去を学んでこれからの仏教のあり方を考えるものだったが、なかなかに日本人は「変革」をしない人種なんだなぁと思った。新しいものには関心はあるが、自分からは新しいものには飛び込まない。これまた、重い課題だなぁと感じたことだった。
今日の掲示板はこれ。「鬼は外 いえいえ鬼は内にあり」というもの。今日が節分だからということで、ありきたりのものになってしまった。豆をまく際にする掛け声は一般的に「鬼は外、福は内」となっている。邪気をはらい、幸運を呼ぶ意味を込めての掛け声のようであるが、現代の今では、鬼は確かに外にもいるが、根本的な邪気を含んでいるのはこの私ではないのか。鬼にも蛇にも悪魔にもなるこのわたしのこころ・・・。節分の夜に、噛みしめたい言葉ではないか。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。