さぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れていた。気温は1度から11度、湿度は63%から48%、風は3mから4mの西の風が少しばかり。明日の15日は、高気圧に覆われて晴れるのだが、気圧の谷や湿った空気の影響で、夕方からは雲が広がる見込みらしい。
「今日は天気がいいから、お土産を配ってきてよ・・・」と奥方が言うので、行くことにした。行かないと、「すぐに出かけたくなるくせに・・・」とかなんとか言われるのがオチだ。
弟二人に、京都のお漬け物の「京都限定版」のお土産。これは日持ちしないので、早くに届けないといけないとかで・・・。そういうことで、丸亀市まで行って帰ったら、お昼を過ぎてしまっていた。
で、どこかで何かを食べなければ・・と、東かがわ市の国道11号線を走っていたら・・・
あの、「権平(ごんぺい)うどん」の跡地に、新しいうどん屋さんができている。見れば、「マルタツうどん」の文字が・・・。でも、通り過ぎてしまったので、次回にでも・・。その後、「宮川うどん」の前を通ると・・・閉まっている。土曜日の13時前だというのに・・・。あれれ・・・。
旧の引田小学校のグラウンド跡地は、「井筒屋敷の駐車場」になっていた。そこで、ここに車を停めて、歩いて井筒屋敷に行ってみた。
井筒屋敷というのは、江戸時代から醤油や酒を造っていた商家のお屋敷で、旧佐野邸であった。平成九年頃からは、旧井筒屋に住む人はなく空家となり、建物の傷みも目だって、存在すら危ぶまれる状況となっていた。「貴重な財産をなんとかしたい」という住民からの請願により、平成十三年末に、旧引田町は本宅・倉庫部分の家屋敷を取得することになった。市では旧井筒屋を歴史的な古い町並み景観を活かした観光交流の拠点とし、地域経済の活性化及び地域文化の継承を図ることを目的に再生・創造の改修事業を行ったのだという。
今は、2月27日から3月3日までの「引田ひなまつり」の前哨戦として、母屋内部で、雛人形展をやっている。
これが、この町で飾られていた「引田飾り」というもの。女の子の初めての誕生日の「初節句」には、一番広い部屋に、こうした雛飾りを飾ることが流行した。戦後の昭和40年代から60年代頃までだっただろうか。だんだんと派手になりすぎたので、やまってしまたと聞いたことがある。
それを平成14年だかに、保存されている古いお雛さんを町中に飾ろうということで始まった「引田ひなまつり」も、今年で13回目になるという。
こうした江戸時代のお雛さんも展示されているし、百歳雛という珍しいものもある。
雛道具だって、こんなに大きなかまどまであるのだから貴重な物。
今日も、どこかのテレビ局が取材に来ていたので、私は早々に引き上げた。
いつもの赤松先生のお寺にあった掲示板はこれ。「耐えてこそ 蕾ふくらむ 梅の花」というもの。「寒中でも色あせず花開く」は、少し前の朝ドラ、「梅ちゃん先生」の梅子の名前の由来であったが、梅の花は、辛い時期に耐えて幸せを迎える象徴なのでもあるらしい。しかし、この言葉、人生の応援歌でもあるような気がする。耐え忍ぶ時期が、その後の実りを生む。そんな香りのすることばであった。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。