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Channel: まほろば自然博物館
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薄氷 踏む毎日の あるばかり

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 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、西部を中心に弱い雨が降っていた。気温は2度から8度、湿度は78%から52%、風は1mから3mの北西の風が少しばかり。明日の17日は、低気圧の影響で明け方まで雨が降る見込みらしい。その後は、寒気の影響で雲が広がるという。

 

 相変わらず、懲りもせず、飽きもせず、諦めもせずに石碑探しの毎日。どうしても見つからない句碑が2基、資料にはないが意味不明の歌碑が2基ある。それを解明すべく、今日も宇佐神社にやってきた。

 

 左手には懐中電灯と巻き尺、右手には資料集と赤ボールペン。まるで建築関係者みたいないでたちである。

 

 今日は暖かくなりそうだなぁと思ったが、案外と杜(もり)の宮は底冷えがするし、日当たりがない。永くは居られないので確認だけして境内を出た。新しい発見はなかった。

 

 こういう植木の中や木の陰などにあると、なかなかに見つけられないというものだ。

 

 それでは・・・ということで、またしても長尾寺にやってきた。さすがに寒いからか、お遍路さんの数は少なく、地元の方らしいおまいりの方が数人いただけであった。ここに、前住職の村岡楠蔭師の句が2基あるらしいのだが、あと一つが見つからない。今日も境内をくまなく探したのだが見つからない・・・。

 

 この句が、その二つの内の一つ。「一生の只あわただし年の暮」という句である。この方も相当に俳句好きのお方だったらしい。

 

  収穫のないままに戻って来て、編集されたものの再校正作業。

 

 これまで撮った写真を何度も何度も眺めて、読める句碑や歌碑を探し出すのだが、あと数基になって全くのお手上げ状態。拓本を取れば少しは解明できるかも知れないのだが、拓本セットは島の家に置いたきり。島のお墓探しに使ったまんま・・・。

 

  それでも昨夜から今日にかけて4基の句碑を解読した。もうあと数基が残るばかり。

 

 これで、山頭火78基、その他の句碑歌碑が71基、合計149基になったわけだ。150越は間もなくだ。

 

 明日は天気が悪そうだから、香川県立図書館に行って来ようと思っている。借りている本を返却するためだが、次の研究のネタ探しもしなければ・・ということで。

 

 今日の掲示板はこれ。「老病死は自然である その老病死に向き合わず逃げ回っている我々の姿を無明という」というもの。いつもの赤松先生のお寺にあったもの。生まれたいのちは、その瞬間から「老病死」を抱いて生まれている。それが全てのいのちに共通する自然である。その事実に向き合わずに、自分だけは死にたくない、老いたくない、病になりたくない・・と、逃げ回っている姿を「無明」というのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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