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Channel: まほろば自然博物館
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すっかりと 忘れ去られた 花むしろ

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 さぬき市地方は気圧の谷や寒気の影響で雲が広がり、雨の降っている所があったが、夕方からは高気圧に覆われて晴れてきた。気温は6度から12度、湿度は86%から54%、風は2mから4mの北北東の風が少しばかり。明日の9日は高気圧に覆われて晴れるけれど、午後は気圧の谷の影響で雲が広がりやすい見込みらしい。

 

 午前中は読書をしたり、文書の整理をやっていたが、そういうのにはすぐに飽きる。そこで町内をぐるりと走ってみたが、そんなにも代わり映えのしない風景ばかり。

 

 ソメイヨシノは終わってしまったし、山桜も終わってしまった。花むしろ、花いかだもお祭りの終わったみたいで、そんなにも感動するようなものでもない。

 

 そうだそうだ、鯉のぼりだ。今度は子供の日で酒がのめる。飲める飲める飲めるぞ、酒が飲める・・・。でも、もちーとばかし遠いな。

 

 ここには「フラフ」が上がっている。フラフはオランダ語の「旗」が訛ったものと言われていて、英語のFlagにも似ている。大漁旗から着想したものと言われているが、その歴史は意外に浅く、高知で米の二期作が始まった明治の終わり頃からだそうだ。大きさは、大きい物で縦が4メートル、横が7メートル位もある。

 

 狩猟期間が終わったら、猿たちは大手を振って歩いている。人間が見えても、大声で怒鳴っても知らん顔をしている。何も害がないと思うとやりたい放題だ。

 

 あ、タケノコをサルに食べられる・・・ということで、山の旧宅にやってきた。わが家のお墓の横は日当たりがいいので、昔からよくタケノコの生える場所だった。案の定、お墓のすぐ横にタケノコが頭を出している。

 

 タケノコはまっすぐではない。少しだが湾曲している。その内側を掘って、根っ子を確認して、クワを一撃で打ち込む。

 

 すると飛び出してくるので拾い上げればいい。

 

 今日は、お墓の周囲でこれだけ掘れた。雨の後だから竹藪には入れないが、このあたりではイノシシの食べた跡やサルがかじった跡は見えない。みんなはおいしいご馳走のある町にお出かけなんだろうか・・・。

 

 根っ子の赤芽を切り落とし、半分に割って、中身を取り出す。これが簡単な方法。一枚一枚、皮はむかない。

 

 あっという間にお掃除ができる。これをお鍋の中に入れて湯がけば、ヌカなんぞはいらない。掘ってすぐに湯がくから、とっても柔らかくておいしいタケノコになる。

 

 奥方はお仕事の帰りに、ワラビやタラの芽を採ってきた。今夜も山菜ずくめだ。

 

 こういうものを見ると、すっかりと初夏の色。

 

 今日の掲示板はこれ。「親切が過ぎると怨まれます 親しすぎると疎まれます」という、荒了寛さんの言葉から。親切が過ぎるとおせっかいにもなるし、親しすぎるとなれなれしいと思うようにもなってくる。そのかねあいが難しいところ。遠く成らず、近くならず・・・という距離感も必要なのかも。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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