Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

ため息が あちこちで出る 八重桜

 さぬき市地方は気圧の谷や上空の寒気の影響で雲が広がり、雨の降っている所があったが、午後からは晴れ間も見えてきた。気温は8度から17度、湿度は90%から50%、風は7mから3mの西北西の風が吹き荒れたこともあった。明日の16日は、高気圧に覆われて概ね晴れるが、気圧の谷の接近で昼前から雲が広がりやすい見込みらしい。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 午前中は小雨もぱらついていたし、風も強くてどうしようかと考えていたが、とにかく、出かけてみることにした。天気予報では午後からはよくなりそうな空であった。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 ほたる見公園でトイレ休憩。利尿剤の影響で30分ごとにトイレ休憩が必要になる。ここから右に曲がって裏山に入り、かりん会館から満濃池に出る。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 ここの八重桜も散り始めていた。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 満濃池の護摩壇跡、ここで弘法大師が工事の成功を祈ったのだとか・・・。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 朝の満濃池は穏やかなもの。介護施設のバスが二台、満濃池を眺めていた。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 もう、サツキが花を開いている。池の周辺を散策したが寒い寒い・・・。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 満濃池から北東の方向に走って、ここは仲多度郡まんのう町高篠羽間(はざま)。道路脇に、「円光大師御旧蹟・・・」の碑がある。円光大師というのは法然上人のことである。このあたり一帯が、法然上人の遺跡(ゆいせき)跡であると、この石碑は言うているのである。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 そこから少しばかり進むと、こういう石碑がある。「小松之里」と刻まれている。ここが「西念寺」という浄土宗のお寺である。法然上人が止住したお寺は「生福寺」という小さなお寺であったが、その後、荒廃していたものを、江戸時代になって、高松藩主初代松平頼重公が香川郡百合(もまい)村に移転したのが、現在の高松市仏生山町の法然寺である。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 それならば・・・ということで、今度は丸亀藩下中津にあった西念寺を持って来たのが、今の西念寺であるという。だから、「中津山新黒谷浄土院西念寺」というのである。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 「ここは羽間の新黒谷か 佛とられて濡れぼとけ・・・」という俗歌が流行ったというのは、高松のお殿様に仏様を持って行かれた・・・ということを言うてるのである。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 お寺の東にある山に入れば、上人が使っていたという井戸がある。ここに住民が豆腐を寄進して、この井戸に浮かべておいてくれたので「豆腐の井戸」とか「法然水」とか呼ばれていたそうである。今は立派な井戸になっている。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 そこから山道を登って行くと、「法然上人御廟所」があって、法然上人のご分骨が収められているという。左下の舟形石碑は「法然上人二十五霊場」というミニ霊場である。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 ここが、御廟所、法然堂である。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 帰りに、ここでお昼にした。「本格手打ちうどん・はゆか」というプチセルフのお店である。ここも他府県ナンバーの若者が多いお店である。ちなみに、「はゆか」というのは「羽床」という地名である。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 讃岐の人は「かけ大」+天ぷら+ご飯もの・・・というケースが多い。私も若い頃はそうだった。でも、最近はおなかが小さくなって「おろしぶっかけ小のぬくいんと薄い出汁」くらいなもの。これで二百八十円だった。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 その後は、プリンター用のトナーやインク、印刷用紙などの買い物をしながら帰ったものである。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

 今日の掲示板はこれ。「今年とともに歩きし人よ いないということ思い知る 葉桜の下」という俵万智さんの歌からである。 《チューリップのペンダントして歩く道 鈴のようにも涙のようにも》  《去年ともに歩きし人よ「いない」ということ思い知る葉桜の下》 葉桜を見ると私はいつも、人との出会いや別れを思い出す。『短歌は、ぼんやりとしていては、生まれない。けれど意識しすぎても、だめだ。いつ訪れるかはわからない「あっ」という心の揺れ、それが種となって、少しずつ育ってゆく。花は、そんな心の揺れを、たくさん私に運んでくれる大切なパートナーだ。万智さんの言葉である。

 Image may be NSFW.
Clik here to view.

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles