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Channel: まほろば自然博物館
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鯉のぼり 相談できないこともある

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、気圧の谷の接近で昼過ぎから雲が広がってきた。気温は10度から22度、湿度は70%から38%、風は4mから3mの東の風が少しばかり。明日の17日は、寒冷前線の通過により朝まで雨の降る所があるけれど、昼前からは高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 今日はすっかりと初夏の陽気。昨日は西に走ったから、今日は南に走ってみようと、徳島県にやってきた。

 

 で、今日のトイレ休憩はここ。あんみつ姫さまのトイレは全自動のトイレらしいが、家来専用は普通のトイレだった。

 

 ここはシンビジュームなどの洋蘭を販売しているお店の「あんみつ館」。中に入ると目玉が飛び出るようなお花ばかりなので、ご用がすめばバイバイしてさらに走る。

 

 向かった先は「うだつ(卯建)の町並み」のある美馬市脇町である。「うだつ」は、日本家屋の屋根に取り付けられる小柱、防火壁、装飾。本来は梁(うつばり)の上に立てる小さい柱のことをいった。そののち、切り妻屋根の隣家との間についた小さい防火壁で1階屋根と2階屋根の間に張り出すように設けられているものも「うだつ」と呼ぶようになる。本来、町屋が隣り合い連続して建てられている場合に隣家からの火事が燃え移るのを防ぐための防火壁として造られたものだが、江戸時代中期頃になると装飾的な意味に重きが置かれるようになる。自己の財力を誇示するための手段として、上方を中心に商家の屋根上には競って立派なうだつが上げられた。

 

 こういう「うだつ」のついた商家がずらりと並んで町並みを作っている。

 

 美馬市は「四国のまほろば」なんだそうである。

 

 このおうちは、元は旅館をやっていたそうで、客が打っている将棋を見た小野五平少年はすっかりと将棋にのめり込み、19歳で江戸に出て、やがて十二世将棋名人になったそうだ。その生家である。

 

 重要伝統的建造物郡保存地区・うだつの町並みのほぼ中央にあって、吉田屋直兵衛が寛政4年(1792)に創業した藍商の屋敷跡で、主屋・質蔵・藍蔵など5棟が中庭を囲むように立ち並ぶ。藍商館の典型的な佇まいを今に残し、往時の繁栄ぶりが偲ばれる。美馬市指定文化財で、内部見学は有料。

 

 今日の目的はここである。大工町にある「脇町安楽寺」にお邪魔する。

 

 ここの山門を直しているというので野次馬根性でのぞきにやってきたという訳。

 

 で、これが、その将棋名人・小野五平翁のお墓である。お花までは持ってこなかったぞ。

 

 こちらが本堂である。南無阿弥陀仏・・・。

 

 で、また、うだつの町並みに戻って帰ることにする。やはり平日にはこんなものか。歩いているのは住民だけ。

 

 そうそう・・・と、立ち寄ったのは電機店。

 

 お買い上げ商品はボタン電池一個の148円。ストップウォッチ用の電池である。ケチなおじいさんやなぁ・・・。

 

 少しばかり歩いたのでおなかが空いた・・・ということで、やっぱり、ここになってしまった。88番札所大窪寺門前にある「八十八庵(やそばあん)」というお土産もの屋さん兼うどん屋さん。

 

 皆さんは冬衣装でふぅふぅ・・と言いながら「名物・打ち込みうどん」を食べている。打ち込みうどんを勧められたが、私は冷たいザルうどんの「団蔵うどん」をお願いした。

 

 歌舞伎役者・市川団蔵さんがおいしいと絶賛した細麺のザルうどん。その後、団蔵さんは船から瀬戸内海に身を投げて姿を消した。そんな由来のある「団蔵うどん」は700円。

 

 今日の掲示板はこれ。「キミが無駄に過ごした”今日”は 昨日死んだ誰かが 死ぬほど生きたかった”明日”なんだよ」というもの。W.Chromick という人の言葉らしい。無駄だとかでなくとも、今日、今を、自分や誰かのためにと意味を込めて行動したいし、大切にしたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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