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Channel: まほろば自然博物館
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ただ無心 風に任せる こいのぼり

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、夕方からは気圧の谷の影響で雲が広がってきた。気温は7度から21度、湿度は76%から43%、風は3mから4mの東南東の風が少しばかり・・・。明日の19日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夜は雨となる見込みらしい。

  

 すっかりと初夏の陽気になったさぬき市南部である。

 

 注文を受けていた「山頭火句碑集」の印刷を始めたら、案の定・・・プリンターが文句を言い出した。

 

 私が印刷を始めたら、こういう文句を言い出すのだが、あれから、2,000枚も印刷しただろうか・・・。仕方がないから電気店に出かけるしかない。

 

 ついでに、ここに寄ってみた。東かがわ市帰来(きらい)という地区にある「芝桜富士」という私設公園である。元の職場の同僚夫妻がやっている。

 

 ここに入園料100円を投入する。こういうものまで、みんな手作りである。

 

 一昨年から公開をしている公園だが、これだけ広い場所を「地道にコツコツ」と、よく開墾して整備をして、よく植え付けたものだ。元はクリ林だったのだという。上の方は、雪に見立てて白い芝桜が植えられている。

 

 ここが一番きれいな「五合目」である。ここには手作りのベンチまで用意されている。

 

 カメラマンが多いのも、この五合目である。

 

 元は、会社に勤めていた時代に、同僚を栗拾いでもてなそうとしたのが原点だとか。畑に『電柱』を6本立てて、その上にブルーシートで簡易の屋根を貼ったものだったという。栗拾いが終わったあと、その下で芋煮や栗ご飯などをみんなで作って楽しんでいたのだとか。その時、みんなの会話の中から「どうせなら家を建ててみよう」と一念発起。木柱からコンクリート柱に変わる時期でもあり、建材として丈夫そうな廃棄される木製電柱に目を着けたそうだ。「森本は電柱で家を建てよるで・・」という声は聞いていたのだが・・・。

 

 まぁまぁ・・本格的な家である。でも、よく見ると、サッシの枠が銀色だったり銅色だったり、瓦が微妙に違っていたりする。壁にはビンをはめ込んでステンドグラス風にもなっている。もちろん、宴会用の大きな囲炉裏部屋まである。不要になったものを集めて、コツコツと20年にわたって作り続けてきたのだという。

 

 お庭にはタケノコがボコボコと出ている。イノシシは出るらしいが、サルはやってこないんだろうか・・・。

 

 頂上からは瀬戸内海の海が見える・・・。夢があるというのはいいものだ。

 

 さてさて、インクとトナーを買ってきたので、私は私の夢を積み上げて行かねば・・・。

 

 しかしのかかし、インクを交換しても、トナーを交換しても、筋がはいるのが気に掛かる。

 

 注文があった五冊プラス三冊を印刷して製本すると、こうなった。

 

 中身はこういう本である。来週の日曜日にバス研修があるが、そのときに配布予定。

 

 今日の掲示板はこれ。「水は低い処にたまるように 背を低くすれば人は自ずから集まる」という荒了寛さんの言葉から。私たちは、そうとわかっていても、ついつい身構えてしまって背筋を伸ばしてしまう。なかなかに背を低くすることもできなくなってきているように思う。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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