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楚々と咲く 十月桜の 憂い顔

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れている。気温は初めての13度から20度どまり。でも、日中は車の窓を開けていなければ暑くて仕方がなかった。湿度は74%から52%。風は3mから2mの北北東の風が少しばかり。明日の16日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れるけれど、気圧の谷の影響で、午後は雲の広がる時がある見込みとか。

 

 気持ちのいい秋の日になったから「読書の秋」ということでもないが、図書館に行ってきた。少しずつ、アキニレの葉が紅葉を進めている。

 

 昨日は休刊日だったもので、台風の影響があちこちにと。でも、たいしたことがなくて良かった良かった。

 

 借りてきたのはお遍路の民俗学的書籍4冊。ま、昔のお遍路の病気とかお墓とかのお勉強用。

 

 で、帰りにまたしても八六番札所の志度寺にやってきた。どうにも夢の中でここに、もう一つ、山頭火の句碑があるらしい。気になることは確かめてみる。

 

 今回は、この本堂の周辺。正面の杖立ても確認したが、そこにはなかった。植え込みや石積みの中も調べたが見つからない。

 

 あきらめて帰ろうとしたとき・・・。「あれ・・・。」ベンチの裏に隠れてはった・・・。でも、まぁ、堂々とこんな無粋なところに・・・。

 

 間違いなく山頭火の句碑である。「月の黒鯛ぴんぴんはねるよ」という句である。放哉の句もわからんが、山頭火の句もまたわからん・・・。

 

 もののついでに、ここでお昼にした。さぬき市志度にある「こがね製麺所志度店」である。

 

 財布の中身は1、375円しかないので、300円の「おろしぶっかけ小の温いん」を注文した。水曜日は「温泉たまご無料サービス」ということで、こんなになった。ネギとワカメとおろしショウガはフリートッピング。

 

 その後、銀行さんをみつけてお小遣いの補給をして、電機屋さんにやってきた。プリンターのトナーとインクがアラームを出しているので、そのインクとトナーを補給するためだ。

 

 これだけで13,345円也。お正月まではもつかな。

 

 午後からは、研修会用のプレゼンテーション用資料の作成。坂出市・丸亀市・善通寺市・仲多度郡・三豊市と入力を終えて、ほぼ完了。あとは細部の調整とか誤字脱字の修正とか。

 

 一応、目途がついたから、明日から島の家の草刈りにでも行ってこようかと考えている。

 

 今日の掲示板はこれ。いつもの赤松先生とこの掲示板にあったもの。「そのうち 暇ができたら そのうちそのうち 言うとる間に一生が終わる」というもの。確かに確かに。早速に島の家の草刈りをしなければ・・だ。ということでもないが、友達が妙好人「庄松同行」を小説にしたいというので、私の資料集をプレゼントしてきた。そのうち、そのうちと言うてたら、あっという間に人生が終わりまっせぇ~。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


伸びすぎた ひげをさすって 秋の暮れ

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 香川県地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は根気最低の11度から昼間は22度、湿度は83%から54%。風邪は強くて1mから6mの西の風が吹き荒れていた。明日の17日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 さて、ご案内の通り、10時半に丸亀に着いた。この近くのスーパーで食材や缶ビールなどを仕込んで11時15分発の高速艇に乗り込んだ。食材はほぼ3日分。それだけあれば草刈りはできるだろうということで。

 

 これが丸亀港から出る高速艇の「ニュービサン」。丸亀港からしわく広島の江の浦港まではおよそ15分。だから、11時半過ぎに江の浦港に着く。

 

 島のわが家はこのようなありさま。8月中旬、お盆前にはきれいに刈ったのだけれど、ほぼ2ヶ月もすれば、このありさま。

 

 裏庭なんぞはこのように伸びている。

 

 ま、どこもかしこも草まみれ。肉まんに野菜ジュースの昼食を食べて、いよいよ、パソコンを立ち上げてみたら・・・マウスがない。本来、ノートPCにマウスは不要な筈。でも、マウス慣れしているものだから、マウスがないとどうにもならない。部屋中を探したが、予備のマウスはない。

 

 仕方がないから、13時ちょうどのフェリーに乗って丸亀港に向かった。三日も四日も、マウスなしでの情報戦は戦えない。背に腹は代えられない。丸亀港には13時45分着。

 

 で、丸亀港近くにある、この電気屋さん、ケーズデンキ丸亀店は歩いて10分の距離。ここでマウス一個を買ってUターン。

 

 14時10分発の高速艇に乗り込んで14時半に江の浦港に戻った。

 

 このマウス一個のためにである。でも、仕方がない。帰りには、これをここ用に置いて帰ることにする。

 

 それにしても、この頃から西風が強くなってきて、波飛沫がひどくなってきたし、小さな高速艇は揺れに揺れた。船酔いしそうな波であった。

 

 その後、15時から16時までは家の前の部分の草刈りをして今日が終わった。全く、マウス一個に大騒ぎしたことだった。

 

 今日の掲示板はこれ。「毎日を私の一番若い日として生きましょう」という渡辺和子さんの言葉である。渡辺 和子は学校法人ノートルダム清心学園の理事長。北海道旭川市生まれ。著書「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎刊)が100万部を超えるベストセラーとなったノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さん。数々の困難を乗り越えてきた、実体験に基づく言葉は、多くの人の胸を打つ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

コスモスを 揺らして過ぎる 風がある

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 丸亀市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は17度から20度、湿度は68%から52%。風は2mから1mの南南西の風が少し。明日の18日は、午前中薄雲の広がる時があるけれど、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みとか。

  

 昨日は表側の草刈りをやったものだから、今日は裏側を予定していたのだが、気温が高いので夕方に草刈りをして、すぐにお風呂に入れるようにして、朝の間は植木の選定作業をやることにした。

 

 剪定たって、伸びた枝を切り落とすだけで、見よう見まねの植木屋さん。今年にぴんと伸びた枝を切り詰めたり、交差する枝を切り落としたり。全くの見よう見まねの選定作業。

 

 要するにさっぱりとしていればいい訳だ。

 

 ここまでで朝の10時。それからは島一周のドライブに出た。島をぐるりと走ったけれど、人や車に出会うことはなかった。この島の人口は400人弱だろうか。それにしては人が見えなくなった。丸亀市内へ出て、病院や買い物に出ているんだろうか。

 

 島には、このつわぶきが多い。この花は日陰の花。葉っぱはフキの葉っぱみたいだけれど、花はこんな黄色の花が咲いている。

 

 それと、コスモス。

 

 対岸にある佐柳島の「旧佐柳小中学校」の校舎の遠望。天気がいいと人が歩いているのが見える時がある。

 

 これが「いろは石」の「い」。「一隅を照らす これ即ち国宝なり」という言葉。天台宗を開かれた伝教大師が書かれた「山家学生式」という文章の中の言葉らしい。こういうものが島を一周するように建てられている。

 

 夕方からは、裏庭の草刈り。高いものでは1mを超すような草が生えている。これを30分ほどで刈り払う。

 

 裏側が済んだら、家の西側も・・・。

 

 こちらはつたや竹なども伸びている。だから、重くて重くて・・・。早々に切り上げた。

 

 昨日、自治会長さんが来られて、「先週の廣島神社のおまつりは台風の影響で来週の月曜になったんで、あんた、居るやろ・・・。」と言われたので、仕方がないからお祭りが終わるまでここに居ることになった。

 

 普通ならば、土曜・日曜に行う秋祭りなんだが、神主さんも日曜日は忙しいらしい。そこで、日曜・月曜になったんだと。だから、日曜日におまつりの準備をするらしい。「人手が少ないから手伝ってよ」と言われると仕方がない。

 

 心配なのは食材と缶ビールの残量・・・。清酒と焼酎があるから、これで代用するか。

 

 今日の掲示板はこれ。「亀は亀のままでいい 兎にならなくていいのだよ」という東井義雄先生の言葉から。、川の流れによってより添って、岸が、最後まではたらき続けて、流れを海に届けているように、貧しく、愚かで、不器用な私により添って、「兎と亀」の話を思い出させ、「亀は、亀のままでいいのだよ、兎になろうとしなくてもいいのだよ」と、気づかせてくださったり、不出来なこの私にも、不出来な私の生きがいを目覚めさせてくださるおはたらきが、はたらきづめに、はたらいてくださった気がするのである。

 

じゃあ、また、明日、会えるといいね。

大勢で 酔いすぎている ススキの穂

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丸亀地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は11度から21度、湿度は80%から46%、風は1mから3mの北の風が少し。明日の19日は、引き続き高気圧に覆われて晴れるけれど、湿った空気の影響で夜には雲が広がる見込みらしい。

  

 だいたいの作業予定は終わって、今日は休養日。明日の日曜日は廣島神社の秋の例大祭。この島にはどれくらいの人がいるのだろうかと丸亀市のHPで調べてみた。

 

 この大きな島が「しわく広島」左上が「手島」、小さな島が「小手島(おてしま)」、この三つの島で「広島町」となっている。9月1日現在で、「広島」の人口は219人の148世帯だそうだ。三島を合わせても289人の186世帯。私がここに来た平成7年には、広島だけで640人もいたのだけれど。

 

 で、この私の住んでいる「江の浦」地区は、男性16人、女性19人の計35人の26世帯だそうだ。これではお祭りをすると言うても形ばかりになりそう。最近、めっきりと減ったなぁと思うようになった。

 

 ということで、朝の間は島を一周してくることにした。作業用のつなぎ服を洗濯したので、これが乾くまでは作業はお休み。

 

 昨日は「いろは」の「い」だったけれど、今日は「ろ」である。「六十の手習い」と刻んである。六十の手習いとは、年をとってから学問や習い事を始めること。 六十でも七十でもいいらしい。

 

 ちなみに「いろは」の「は」は、「華のいのちは短くて」というもの。歌謡曲の歌詞みたい。この45基のいろは石は、島出身の書道家・故藤本正樹(玄幽)氏が観光発展を願い、書を青木石に刻んだもの。島の沿道に500m間隔で置かれ、それぞれに名言が刻まれている。

 

 今日は土曜日だったせいか、草を抜いている人や、畑仕事をしている人などがぽつぽつと見られたし、それぞれの集落の波止場では、さびき釣りでアジを釣っている人がいた。

 

 それをいただいてきた。サビキ釣りで、こんなものが連れるらしい。

 

 ここが、島唯一のお店。この島には、スーパーもコンビニもなくて、幾つかあったお店も、過疎化と高齢化でここだけになった。生鮮食料品は、やはり丸亀市に出なくてはいけない。蚊取線香と、お祭り用のお供えにと清酒を買ったが、目を疑うようなお値段だった。

 

 お米を作る農家も3軒だけになったと聞いた。やはり高齢化が進んだせいらしい。

 

 今は石材産業だけの島になった。この石材屋さんも、朝一番のフェリーでやってきて、17時半のフェリーで帰る通勤石屋さんばかりになった。

 

 14時半に、弟二人が島にやってきた。次男は魚釣りに、三男は草刈りにやってきたという。草刈りも剪定も終わったのだけれど。今晩は宴会になるのかな。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きてきてよかったと心の底からうなずける道を歩みたい」というもの。確かに誰もみんな、こうした道を歩みたいとは思っているのだけれど、そう、うなずける道にたどり着くまでが大変だ・・・。毎日、毎日が試練ばかりのような昨今だから。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

足早に 晩秋が来る 風も来る

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 丸亀地方は高気圧に覆われて晴れるが、次第に高気圧の後ろ側となるため夕方からは雲が広がり、夜遅くには雨の降る所があるらしい。明日の20日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、明け方から朝を中心に雨が降る見込らしい。

 

 昨夜は弟らと楽しい宴会になった。右が三男の「たっくん」、左のジャンバー姿が次男の「よっくん」。この後、シーバス狙いの釣りに出かけたが、釣果はゼロ。朝方にも出かけたけれど、全くの釣果なしとのこと。

 

 今日も良い天気になった。洗濯物が良く乾く。

 

 たっくんは朝食後、早速に草刈りを開始。桜の木や柿の木の根元という難しい部分が残っていたので、そこの草刈りをお願いした。

 

 私は近くの「広島神社」の「出事(でごと)」に参加。お祭り用の掃除や準備をするもの。この煙は、ヤブ蚊を追い払うためのもの。

 

 ご婦人たちは草抜きや掃除。当番の婦人たちは拝殿や幣殿などの掃除をやっている。私たちはのぼりを立てたり、提灯を飾ったり、幕を張ったりする力仕事。

  

 こういうのぼりを四本立てる。

 

 こういう御神燈を組み立てて引き上げたり、幕を張ったり・・・。こういう作業を男性四人でやらねばならない。この日の男性は6人。総代さん二人は専用のお仕事がある。

 

 女性は十数人はいたが、男性陣がめっきりと減った。

 

 作業は10時過ぎに終わって解散。総代さんほかはしめ縄を張ったり、祭壇の飾りをしたり、御神輿の準備をしたりで、ほぼずっと作業が続く。

 

 11時過ぎに帰ってみると、もう、二人はいない。きれいに片付けて帰ってしまった後・・・。ま、明日は月曜日だから、それも仕方がない。またも、一人だけの昼食になった。

 

 テレビの「のど自慢」や「なんでも鑑定団」を見た後、お供え用の「御神酒」を届けに行って、少しばかり雑用を手伝ってきた。その後、島を一周してきたけれど、日曜日というのに、どこの堤防や波止場での釣り人は全くいなかった。

 

 今夜は「宵宮」だと言うが、少しばかり顔出ししてこようか。枯れ木も山のにぎわいだから。

 

 今日の掲示板はこれ。「役に立たなくても人の親切をありがたく受ければ、それはお役に立っているのです」というもの。お祭りの助っ人に頼まれてやってきたのだけれど、お役に立たぬママに終わってしまったのだけれど、それでもお役に立ったのだろうかという気持ちはなったのだけれど・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

秋一つ 暮れて明日が 見えてくる

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 丸亀地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、、昼過ぎまで雨の降る所があった。気温は17度から21度、湿度は96%から78%。風は1mから2mの北北東の風が少しばかり。明日の21日は、日本海の前線がゆっくり南下するため雲が広がり、夜遅くには雨が降る見込みだとか。

 

 起きると小雨が降っていた。玄関回りの植木の枝とか刈った草だとかを燃やして片付けた。

 

 昨夜、宵宮のご案内を受けていたので行ってきたのだが、集まっていたのは10人ほど。これからのおまつりをどうするのか・・・みたいな話をやっているのを隅っこで聞いていた。20時前には解散して帰宅した。

 

 夜、ペンを探していると、こんなものが出てきた。木曜日に「マウスがない」と大騒ぎしたマウスの予備機である。用事が済めば、捜し物は見つかることが多い。

 

 丸亀から神職さん親子がやってきて、広島神社の秋の例大祭が始まったのは11時前。

 

 今年も、この巫女さんが浦安の舞を奉納した。

 

 本日のおまいりは一人。あとは当家(とうや)という当番さんと宮総代が二人に自治会長さんなどの関係者ばかり。

 

 「みゆき式」という神事。ご神体を御神輿に入れて、おみこしを担いでお旅所まで。

 

 本日の男性陣は7人。女性が4人。お神輿の行幸式が終わると一斉に片付けモード。拝殿の畳を片付け、御神輿を収納し、幕やのぼりを片付け、ご神燈を撤去して格納し、電線を片付ける。

 

 あらかた片付いたら、「直来:なおらい」。お食事をいただいて解散。

 

 13時40分の高速艇の次は16時まで船は出ない。急がなきゃ遅れるわ、お荷物片付けなきゃ・・・。

 

 わが家に着いたのは16時前だった。犬の散歩にお風呂の支度・・・。そしてブログの更新。

 

 今日の掲示板はこれ。「晴れた日と雨の日があって一つの花が咲くように 悲しみも苦しみもあって 私の人生が深くなる」というもの。「悲しみの意味」という星野富弘の詩からの引用である。

   冬があり夏があり
   昼と夜があり
   晴れた日と雨の日があって
   ひとつの花が咲くように

   悲しみも苦しみもあって
   私が私になっていく

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

ほんものに なりきれないと 秋の風

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 高松地方は日本海の前線や湿った空気の影響で、次第に雲が広がってきており、夜遅くには雨となるらしい。気温は17度から25度、湿度は94%から76%、風は1mから4mの東の風が少し。明日の22日は、四国地方を南下する前線や寒気の影響で、雨が降りやすい見込みなんだとか。

 

 昨日、追い手に帆かけてシュラシュッシュ・・・と帰宅したのは、今日のこれがあったため。高松市玉藻町にある「アルファあなぶきホール」は、「香川県県民ホール」というのが正式名称。ここで、毎年、高松市立屋島中学校」の「合唱コンクール」が行われる。

 

 今年のテーマは「百歌繚乱」。この中学校に、私たちの孫の「はやて」クンが居る。今年が最期だというので、けいこばぁの運転手でついていった。と、言うよりか、運転手を命じられた・・・というのか。こういう学年ごとの合唱を「団合唱」というらしい。

 

 こういう、クラスごとの合唱を「組合唱」というらしい。1年生は35人前後のクラスが6クラス。約150人か・・・。それが3年となると、全校ではおよそ450人・・・。

 

 1年団が終わったので、休憩のためにここに行った。「香川県立ミュージアム」で行われている「空海の足音 四国へんろ展」を見るためである。ここには普段では見られない、国宝や秘仏や貴重な資料が展示されていうもので・・・。

 

 こんなことを言うと悪いのだが、よそさまのお子様の音楽発表会を聞いても、あんまり心地良くもないし、感動もしない。それだし、おしりが痛くて仕方がない。

 

 ということで、ここで、昼食時間まで過ごして帰ろうと考えたわけだ。ミュージアムと県民ホールはおとなりさん同士。裏表みたいな関係にある。

 

 で、この特別展示というか、企画展示というか、テーマ展示というのか。ここを見るには「1020円」の当日券になっている。そこで、思い切って・・・。

 

 香川県が65才以上の高齢者に発行している「長寿手帳」である。当然、この裏面には、顔写真と生年月日、住所などを書いてある。これを見せたら、「はい、どうぞ」と入れてくれた。これはありがたいことだ。

 

 これが入り口である。この仁王像は善通寺さんの仁王像だが、「触らないでください」と書いてあったが、「撮影しないでください」という字が見えなかったので、コンパクトカメラを向けた瞬間に、「監視役のおばさま」に連れ出されてしまった。だからこれはネット画像である。

 

 当然、これもネット画像からだが、こういう古い仏像や仏具、経典などが展示されているが、何がなんだかわからないし、ありがたみもわからない・・。「ふぅぅぅん」という感じ。

 

 図録を1900円も出して買ったが、これがないと、何がなんだかわからない。もったいないと思ったが、買っただけでそこを出た。昼食のお弁当を食べて、午後からは吹奏楽部の演奏で始まって3年団の発表会、合唱部の発表や先生方の合唱などが披露された。

 

 最期には、坂出の女性コーラスグループ「コールベル」のゲスト演奏で締めくくった。

 

 今日の掲示板はこれ。「ほんものは続く 続けるとほんものになる!」という、いつもの「東井義雄先生の言葉である。最近、東井先生の言葉が続くが他意があってのことではない。あくまでも偶然で、そのあたりにあったものばかりである。いろんな人が、いろんな場所で、この言葉を使ってお話されているが、なかなかにほんものになれないお話が多い。私の目ざす本物はいったい何のほんものだろうかと考えている。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。

降る落ち葉 戻らぬ昨日の いとおしさ 

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 さぬき市地方は、西日本を南下している前線や湿った空気の影響で雲が広がり、広い範囲で雨が降っていて、夕方まで急な強い雨や落雷に注意するようにとのことだ。気温は19度から17度と、日中の方が気温が低くなった。湿度は94%から84%、降水量は2mm程度、風は2mから4mの北北東の風が少し。明日の23日は、寒気の影響で雲が広がりやすく、明け方まで雨の降る所がある見込みらしい。

 

 さて、嶋から戻って来たらば、とんでもないことが起きていた。

 

 デスクトップマシンがこんな状態になっている。出がけにはシャットアウトしておいた筈。これから先、どうやっても、この画面に戻ってしまう。昨日の夕方から格闘しているが動かない。マニュアル・トリセツを開いても読めない・・・。

 

 ネット映像ではこのようなものが多いが、私の左目は先週あたりからほとんど見えなくなった。

 

 こういう画面が、

 

 こういう状態。かろうじて、右目だけで見ているので歩けるし、車にも乗れる。しかしのかかし、これはおかしいやろ・・・ということで、県立病院にやってきた。

 

 いつもの県立病院の風景。

 

 9時前に受付を済ませて、9時半過ぎに基本的な検査を受けた。右目も疲れ眼なのか、そうとう見えなくなっている。左目は視力検査の丸印など全く見えない。

 

 「なんか、あったんですか?」と言われても、眼を打った訳でも糖尿病になった訳でもない。二月に異変に気づいて、ここに来たら、「白内障の初期ですが、手術するほどでもありません」と言われた。四月にも我慢できずに受診したら、「お年ですから治りません」と言われた。

 

 結局の薬局で、左目の手術を受けることにしたが、順調にいって、来年の二月。キャンセル待ちにしますか?と言われたのでキャンセル待ちにすることにした。だが、いつになるかは全くの未定。いつまで車に乗れるかだ・・・。

 

 食欲もないので、ジャムパン1個を食べて、パソコンのリカバリー作業。f8とかf7とかのキーを押したり再立ち上げを繰り返していたとき、ふと、見慣れた画面が現れた。

 

 通常のWindowsを起動しますか・・・というので、yを押したら動き出した。最悪、新しいマシンを買わなければと思ったが、新しくすると、旧式のプリンターが使えなくなる。レーザープリンタまで買い換えるとなるとおおごとだ。それが回避できた。

 

 リカバリーせずとも、元の状態で動き出してくれた。早速にデータのバックアップをとることにした。作業中のデータだけでも保存しておかなくては・・・。

 

 バックアップが終われば、早速に新しい本のスキャニングを始めた。

 

 これまたものすごい内容の本で、確かに「伝承」していかなければならないことがらがどっさりだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「待ったなし やり直しなしに 木葉散る」というもの。鬼倉興龍先生のことばであるらしい。次に生まれる若芽にいのちを託して、古い葉は散っていく。しかも散りぎわに、『裏をみせ表を見せて散る紅葉』と永遠の生命の縦承のために静かに散り、譲り受けた生命は大地に立って長い冬の寒さを忍びながら、新たな春の新芽となっていく。ただ人間のみが、散る葉の桂に戻らない嘆きを思い切れず愚痴っているのである。
 思うままにならない人生であり、予期せぬことに出合って戸惑い、うちひしがれていくこともあり、辛い道のりだけれども、たしかな人生を強く歩めたら、そしておのずから自分の生き方に信念がもてたら、と秋の日差しの中で自らの人生と重ねて見るところに郷愁の紅葉が慕われる想いに打たれるのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


雨のあと 光るしずくの ススキの穂

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は13度から20度、湿度は77%から55%、風は4mから1mの北西の風が少し。明日の24日は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 そろそろと空気が冷たくなってきたのでと、町内にある医院に行って、インフルエンザの予防接種を受けることにした。さぬき市の補助で、1,000円ですむらしい。

 

 いきなり行っても大丈夫なんかいなぁと出かけたが、待合室は静かなもの。すぐに診察室に呼ばれて、院長先生の問診やら聴診やらで、すぐに注射を打ってくれた。

 

 なにせ、風邪を引くと肺炎になってしまいがちなので、早めに予防接種をしたけれど、少しばかり早かったかも。

 

 帰宅後は、例の「おへんろ文化」の研究をやっていたが、どうにも喉から食道、胃に至る部分に違和感がある。薬のカプセルを飲むと、喉に引っかかるような気分・・・。だから、昼食は食べずに、またしても、県立病院に向かった。

 

 明日から、またも、しわく広島に向かうのだが、大丈夫なのかしらん。。と思って。島には病院もお医者さんもいない。救急車もない。昼間はヘリコプターでも漁船をチャーターしてでも病院に行けるが、夜間にはどうしようもない。

 

 この人、元の上司なんだが、向こうは少しも気づいていない。私も気づかれたくない。だが、午後からの診察では専門のドクターがいなくて、診察も検査もでlきなくて、来週の胃カメラの日程を決めただけ。

 

 それにしても、何がどうなったというんだろうか。パワーが激減してきた。このままでは年末までがんばれるかどうか。眼科の手術予定は12月上旬。その前の事前検査が11月の20日。今月29日が胃カメラの検査までは決まっている。その後の11月5日が定期検診。病院の予定がずらりと並ぶようになった。

 

 ということで、今日は早めにおやすみする。

 

 今日の掲示板はこれ。「つらいと思ったら よりつらい方へいく」というもの。最近、「体調不良ですから」ということで、会合や集会をさぼっているのだが、「体調不良」「体調不良」と言い続けていたら、ホントに「体調不良」になってしまった。まだ、つらいとは思わないが、ホントにつらいと思い出したら、よりつらい方向に進んでしまうように思えてきた。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

あきあかね 我慢がまんの 日が過ぎる

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 丸亀地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は11度から20度、ずいぶんと涼しくなったものだ。湿度は87%から64%、風は1mから3mの北の風が少し。明日の25日は、引き続き高気圧に覆われるため、概ね晴れる見込みらしい。

 

 「家でパソコンばかりやってないで、畑の草を抜いたり、山の旧宅の草刈りでもしてよ~」と奥方に言われて、それもそうだなぁと思いつつも、先週に草刈りをした島の家の枯れ草の始末もつけておきたいし、この日曜日には、「いろは石ウォーク」もあるし・・・。

 

 まずは、高松市林町にある「香川県立図書館」に寄って、借りていた本を返却した。もう、本を読む元気がない。活字がにじんで、二重に見えて、本を読むどころではなくなってきた。本気で読みたいと思えば、左目をつむって、右目だけで読めば読むことはできる。

 

 10時半に丸亀について、近くのスーパーで、食材や缶ビールを仕込んで、11時15分発の「ニュービサン」という高速艇に乗った。15分で江ノ浦港に着くので、11時半着だ。

 

 今日は乗客が多い。お葬式が終わって、島でのご法事をするのだろうか、礼服姿の人が多かった。野辺位牌とかお供えのお花とか、仕出し弁当とかを抱えていた。

 

 わが家に着くと、おこたを出しての秋冬準備。扇風機は先週に片付けた。二週間後には京都からのお客さんが来るというので、おこたを出して、米びつから全てお米を抜いて掃除して、持参したお米を補給してと・・・。島でもゆっくりとはしていられない。

 

 島のガソリンスタンドに行って、プロパンガス10Kgのタンクを借りてきた。借りてきたというても、中身が4,500円。車のガソリン補給が2,600円。島の生活単価は高い。

 

 これが「いろは石」の「ち」。「治に居て乱を忘れず」と刻んである。世の中が良く治まって平和なときでも、常に乱世になったときのことを考えて準備を怠ってはいけないということ。孔子のことばらしい。明後日の日曜日に行われる「いろは石ウォーク」のために木を切り、草を刈って掃除されている。

 

 今回は、島の左半分を回る、「いろはコース」らしい。「い」、「ろ」・・・と順番に回るコースで、「う」「い」「の」・・・あたりまで回るのかな。そういうコースで、14Kmのルートを、10時から15時までの予定で回るらしい。途中、「旧西小学校跡」で昼食・休憩になるらしい。詳しいことは、明日、調べてお知らせする。

 

 私も、一度は、みなさんと歩いてみたいのだけれど、体力的にどうかなぁと、明日の朝のトレーニング次第。軽トラで伴走になるのかも。

 

 さて、先週に草刈りをした裏庭だが、この草を、砂浜の松の木の肥やしにしたいと自治会長さんが言うものだから、これを運ぶことにした。

 

 こうして、軽トラに積み込んで、砂浜の松の木近くまで運ぶことにした。

 

 植えても、植えても、松の木は枯れるみたいだけれど、今のところは順調に育っているみたい。その松の木の根元に、これを敷くらしい。

 

 おかげで、裏庭はすっきりとした。明日は、この周囲にある樹木の剪定作業だ。弟たちも集まれ!。

 

 島には島のご用事があるが、気分転換には充分かも。

 

 今日の掲示板はこれ。いろいろとお話したいのだけれど、今日はここまでが限界。皆さんで読んで、感じていただきたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

きっぱりと 庭のコスモス 天を指す

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 丸亀地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降ったりもしたが、概ね晴れていた。気温は12度から22度、湿度は84%から64%、風は1mから3mの北の風が少し。明日の26日は、午前中は晴れるけれど、午後は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、夜は雨の降る所がある見込みらしい。

  

 6時過ぎに起きて、1時間ばかり歩いてみた。平坦地を歩くには問題ないが、登り坂がどんなだろうか。

 

 コースは、江の浦から北に進む道路は登り坂。見えにくいが「山の神展望所」からは下り坂。茂浦から市井・青木・甲路・釜の越を経て、江の浦に戻る約14Kmを歩くのだと。市井から青木に向かう坂も長くて遠いし、青木から甲路に向かう坂は急な坂だが、距離は短い。甲路からは海岸線の平坦な道路。

 

 ここが「山の神展望台」向こう岸は岡山県笠岡市。晴れて居たら煙突群などがはっきりと見える。ここを越えたら下り坂だ。

 

 さて、わが家の西側には土留めのためにサルスベリを植えてくれた。それが20年近く経つと、こんなになってきた。これに蔦が巻き付くとお化けみたいになる。

 

 そこで上部をばっさりと切ってしまった。これで、つたが屋根を這い回る心配はなくなった。

 

 これは東側にある梅の木とプラムの木。枝が伸び放題。これは数年前に枝を切り詰めたのだが、数年もすればこれ、この通り。葉っぱがあればもっとすごい姿だった。

 

 とにかく、片っ端から枝を切り落とす。枯れてしまっても惜しくはない。それに、おとなりさんちの畑に落ち葉を落としたり、影を落とすと嫌われる。

 

 悪戦苦闘の末、このように切り込んだ。

 

 正面奥のコブシの木も大きくなりすぎたので散髪をした。

 

 こうして、大きな木はあらかた片付いた。

 

 また、島一周のドライブに出た。代わり映えがしないけれど、今日は土曜日ともあって、釣り人が多かった。投げ釣りとサビキ釣りが半々。釣果までは聞かない。

 

 この字が読める人はほとんどいない。島のガイドさんくらいなもの。石を三つで「磊」(らい)と読む。石を三つも寄付したので、「太っ腹」という意味らしい。

 

 今日の掲示板はこれ。「性格は顔に出る 生活は体型に出る 本音は仕草に出る 感情は声に出る センスは服に出る 美意識は爪に出る 清潔感は髪に出る 落ち着きのなさは足に出る」というもの。作者不明の言葉であるが、言いえて妙である。納得の言葉ばかりである。名言というよりも訓話とも思えることば。ひとつひとつの行動と表情、大切なことである。肝に銘じたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

柿がある 歩き疲れた 島の道

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 丸亀地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、夕方から雨の降る所があるらしい。気温は15度から24度、湿度は90%から78%、風は1mから2mの北西の風が少し。明日の27日は、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、雨の降る所がある見込みらしい。

  

 ご案内のとおり、今日は「いろは石ウォーク」の日。私はこの島に来て20年になるが、こういうイベントに参加するのは今日が初めて。前から、こういうイベントが行われているのは知ってはいたが、興味もないし、体力もないと・・・参加せずにきたのだが・・・。

 

 せっかく、この島に住んでいるのだから、冥土のみやげと気分転換のために参加してみることにした。

 

 この日の参加者は120人越え・・・だと聞いたし、地元のサポート部隊も数十人規模。こんな大きなイベントになっていたのか・・・。岡山の児島からも大挙して参加しているみたい。

 

 開会式があって、自治会長さんの挨拶や事務局の挨拶などがあって、10時30分前には出発。この先頭グループが児島からのウォーキングクラブのメンバーらしい。早い早い、歩くのが速い・・・。

 

 最初はこういう集団でスタートしたが、あっという間に「糸」のように細く長くなってしまう。

 「い」:一隅を照らす これ即ち国宝なり 先日に紹介済み
 「ろ」:六十の手習い これも紹介済み
 「は」:華のいのちは短くて これも紹介済み
 「に」:忍乃一事波 達成の門 忍ということは達成の必須条件なのだとか

 

 この「山の神展望所」で、先頭集団が休憩している間に、下り坂を転げるようにして先頭グループを形成する。

 

 茂浦集落に入って市井集落に向かう海岸線に出るあたりは、この「つわぶき」が満開状態の「つわぶき・ロード」。
 「ほ」:本来無一物 本来は空であるから執着することなく自由自在であれ
 「へ」:平和 平和は人為半分、天意半分で合成される
 「と」:共に歩む 共同体の中での個性発揮を
 「ち」:治にいて乱を忘れず 先日に紹介済み
 「り」:流水不争先 流れている水はわれ先にと競争しない

 

 市井集落に入って・・・。
 「ぬ」:ぬかづく心に神やどる 信心深い気持ちを持てばのぞみは叶えられる
  「る」:類は友を呼ぶ 似たものは自然に集まる
 「を」:終わり良ければ総て好し 途中がどうであれ始末さえできていれば人は評価する

 

 12時過ぎに、「青木集落」の旧広西小学校体育館で昼食。私はスーパーで買ってきた「三色海苔巻き」を屋外のベンチで食べた。6割方が体育館に入ったころ、隣のベンチのおじさんと一緒にスタート。12時半過ぎだった。途中、天野商店の自販機でお茶のペットボトル2本を補給した。

 「わ」:和
 「か」:かわる世変わらぬものを 流行にとらわれて不易なものを忘れないこと
 「よ」:世の中は一長一短 世の中には良いことも悪いこともある
 「た」:足らぬ足らぬは工夫が足らぬ 何事も不満ばかり言わず工夫をすれば実行可能

 

 青木集落と甲路集落の境目あたりにある。赤と黒の二本の筆を持って字を書いている。これを「錦(二色)文字」というらしい。時には「青と黒」の場合もある。

 

 早くに出ても、若者の足は速い。この坂道で、もう、30番くらいに追い越されている。いや、競争をしている訳ではないが、後の方をちんたらちんたら歩くのはイヤだから。この坂を下れば、「甲路集落」。

 「れ」:歴史は神曲也 歴史は出来事が音符となり神が結んで壮大な曲となる
 「そ」:壮心千里 勇ましく盛んな心が他に影響を与え広く伝搬する
 「つ」:拙い事をひたすらに 不得手なことにもひたすら打ち込めば実を結ぶ
 「ね」:念力岩をも通す 強い意志をもてばできないことはない
 「な」:仲良し 人間関係のよいこと 広島小中学校校庭にある
 「ら」:磊 太っ腹の意味 小事にこだわらず、寛容なこころで 昨日紹介済み

 

 このあたりの、甲路から釜越(かまのこし)・江の浦に至る海岸線は遠い。このカーブを過ぎれば、「釜の越集落」で、向こうにゴールが遠く見えてきている。

 「む」:昔を語るか そよぐ風 心を無にすればそよ風が昔を語るようだ
 「う」:海広くして魚の躍るに委す 天空海潤の語源のことば
 「ゐ」:お休み

  

 江の浦集落に入ってすぐ。わが家近くにあるのがこれ。

 「の」:能に誇れば功を失う 才能を自慢していると成功への道が遠のく

 

 14時20分にゴール。「完歩証」を頂いて、お接待の「ところてん」を頂いた。乾いた喉にはおいしかったが、やや、甘かった。

 

 青木を一番に出たはずなのに、もう、こんなにたくさんの人がお接待をいただいていた。

 

 こども用にはどんぐり細工コーナーも用意されていた。私は早々に帰宅して、早めのお風呂に入って休息モードに。

 

 今日の掲示板はこれ。「本来無一物」 本来無一物とは読んで字のごとく、本来執すべき一物も無い、何も無い、一切空であり、絶対無であることを意味する。分別相対的な観念を全くはさまない世界なのである。本来の心、仏性にはもとより塵や埃はないではないか。何事にもとらわれない、「空」や「無」と云う悟りさえとらわれないところであるから、煩悩妄想の起きようもないというところの心境をいう。さらに無一物の境地は、万法に広がる世界であり、限りないものがあり、そのままが「無一物中、無尽蔵」の世界なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。 

菊の花 お役目一つを やりとげて

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香川県地方は寒気や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、昼過ぎから雨の降る所があったし、夜中に激しい雷雨もあった。気温は17度から23度、湿度は94%から74%、風は2mから4mの北北西の風が少し。明日の28日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。 

 

 今日は朝から、柿の実を採ったり、空き缶や空き瓶、不要衣類などを回収場所に運んだり、燃えるゴミを指定の場所に出した。そう、帰宅の準備だ。眼の手術の終わる2月までは、この島の家には来られない。食材なども引き上げた。

 

 この台所の窓の網戸が傷んで破れているのだが、この格子窓があるから外せずにそのままになっていた。そこは工夫と努力でなんとか外した。「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」のだ。

 

 外して縦に置いたが、上の部分が破れてしまっている。ここから蚊や足長蜂やアブやハエが飛び込んできた。まず、ゴムの固定材を外して古い網を取り外す。

 

 新しいネットをかぶせて、ローラーで、ゴムバンドを押し込んで固定する。

 

 余分なネットを切り外せば修理は完了。ここまでは簡単だが、窓ガラスと、格子窓の間に、この網戸を差し込んでレールに乗せるのに一苦労。大汗をかいてしまった。

 

 おおまかに掃除機をかけて、洗濯物を片付けて、10時45分発の高速艇で島を出た。丸亀港には11時に接岸する。そこから高松空港に向かう。

 

 高松空港の南側に「空港公園」がある。今日は月曜日でお休みなのだが、駐車場には大勢の人がいる。ヒマなのか、休憩時間なのか、わんさかと車が止まっている。その間に潜り込んで、残った食材でのお弁当。食べて終わると即座にここを出た。

 

 帰り道にある、この「公淵(きんぶち)森林公園」内で行われている恒例の「菊花展」をのぞいてきた。恒例のイケメンマネキンを使ったおへんろさんが今年はいない。

 

 今年は、こういう菊が多いと思った。これは「管物(くだもの)」で、三本立てを「達磨(だるま)」と言うらしい。草丈が65Cmになるように仕立ててある。管物にもいろんな種類があるらしく、花火の名前が多い。それだし、細物とか太物という太さによる名前もあった。

 

 これは「一文字」とか「御紋章菊」とかいうらしい。天皇家の菊の紋章の元になった菊。

 

 この盛り上がったような丸い物を「厚物」といい、下に花弁が垂れたものを「厚流れ」というらしい。やはり、これが圧倒的に多い。

 

 小菊などを寄せ植えにした「寄せ植え」とか「景色物」も見応えがある。

 

 今日の掲示板はこれ。「眠られない人には夜が長いように 正しい教えを知らない人にはまよいが長い」というもの。
  (前略)
 弓矢を作る人が、矢を削ってまっすぐにするように、賢い人は、その心を正しくする。
心は抑え難く、軽くたち騒いでととのえ難い。この心をととのえてこそ、安らかさが得られる。
花の香りは、風に逆らっては流れない。しかし、善い人の香りは、風に逆らって世に流れる。
眠られない人に夜は長く、疲れた者に道は遠い。正しい教えを知らない人に、その迷いは長い。
愚かにして愚かさを知るのは、愚かにして賢いと思うよりまさっている。
愚かな人は常に名誉と利益とに苦しむ。上席を得たい、権利を得たい、利益を得たいと、常にこの欲のために苦しむ。
大工が木をまっすぐにし、弓師が矢を矯(た)め直し、溝(みぞ)つくりが水を導くように、賢い人は心をととのえ導く。
堅い岩が風に揺るがないように、賢い人はそしられてもほめられても心を動かさない。
おのれに勝つのは、戦場で千万の敵に勝つよりもすぐれた勝利である。
正しい教えを知らないで、百年生きるよりも、正しい教えを聞いて、一日生きる方がはるかにすぐれている。(後略)

                  仏陀の言葉 (仏教伝道協会編『仏教聖典』より)

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

コスモスを 揺らして過ぎる 風がある

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は今期、初めての10度から18度、湿度は72%から52%、風は2mから4mの北西の風が少し。明日の29日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 奥方のけいこばぁが、まるきりのお休みになったから、(香川県木田郡)三木町の「朝倉」という所に行きたいというので出かけることにした。もちろん、運転手は奥方。大きな池の奥だというので向かった先は「城池」。正面に見える山は「高松市東植田町の「二子山」。この奥に「木田郡三木町田中朝倉集落」がある。

 

 「あら、菊花展をやってるわ。見て行きましょうよ」というので、ついて行った。「昨日、見て来た・・」というと、「なんで、誘って呉れなかったの?」と言われるので黙っていた。それがおとなの夫婦のつきあい方。

 

 これは「千輪菊」という仕立て形らしい。一本の菊から、このように色違いの華を咲かせるのは魔術師みたいだ・・・。

 

 これは「寄せ植え」だが、どれも丹精を込めて育てた菊らしい。花びらにツヤがあり、水分がたっぷりに育っている。葉っぱの色もツヤもいい。

 

 これは高松の「栗林公園」をイメージしたものだろうか。大きな鯉がたくさん泳いでいる。正面には茶室でお茶をたしなんでいるご婦人がいる。

 

 「たまにはファミレスでのお昼もいいでしょ・・」ということで、ここでのお昼になった。こんな所は十数年ぶりだ。

 

 奥方にお任せで、牡蠣フライとねぎとろ丼定食。おごりかと思えば、全額支払わされた。ま、奥方のおごりだと言うても、私の年金からの支払いだから、おごられているつもりでも実際は、私のおごりなんだと改めて気づかされた。

 

 次に向かったのは、同じ三木町の奥座敷の「小蓑」地区。こんな狭い道を南へ南へと進んでいく。ひやひやモードのぶるぶる体感。

 

 ここの集落に、お友達の実家があるというだけで、ここまでやってきた訳だ。この地図ではほとんどまっすぐな道なんだが、実際はヘアピンカーブの連続で一車線。対向車が来たらお手上げ状態。ヘタしたら谷底に落ち込むようなルート・・・。

 

 この(折野)峠を越えたら、道路は広くなり、小蓑地区に入る。思わずに、やれやれとしてほっとした。

 

 ここに「三木町希少糖研究研修センター」がある。香川大学農学部の「希少糖研究センター」及び「希少糖生産ステーション」と並ぶ希少糖の研究・開発機関が、三木町の小蓑地区にある「三木町希少糖研究研修センター」。 平成17(2005)年度末をもって廃校となった旧小蓑幼・小・中学校跡である。「希少糖」については興味のある方が勉強して欲しい。

 

 さらにその先には、この「虹(こう)の滝」がある。ここには「雄滝」と「雌滝」があるが、左目が皆目見えなくなったので、道路からの遠望で済ませた。ここを過ぎると、国道193号線に出て、そこから東進する。しばらく走って、徳島県との県境にある清水から県道を北上してさぬき市に戻って来た。

 

 今日の掲示板はこれ。「どんな難局にあっても、「どうにかなる」という楽観性と、「自分でどうにかする」という強い決意があれば、そこを切り抜けていくことができる」という塩月弥栄子さんの言葉から。生きていると様々な難局に出会うもの。その難局との出会いでどのような行動をするかで人間性が表れたりするものだ。多くの難局との出会いが人間性を高め、難局に対して的確に処する術が身についていくのではないだろうか。難局に対しては楽観性と強い決意を持って臨むことが肝要であると、塩月先生は語っている。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

一日が あっという間だ ススキの穂

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は10度から17度、湿度は80%から54%、風は1mから2mの北北東の風が少しばかり。明日の30日は、引き続き高気圧に覆われて晴れるらしいが、夜は湿った空気の影響で雲が広がる見込みなんだとか。 

 

 朝夕は肌寒いほどに涼しくなった。山では少しずつ紅葉が始まってきている。

 

 先週だか先々週だかに、食道に違和感があって、薬や暑いお茶や硬いものを飲み込んだときに引っかかるような感じがしたので内科を受検したのだけれど、「まずは内視鏡で胃の状態を診てからです」と言われた。そ、島に行く前であったから先週のことだったか。

 

 島で飲んだり食べたりしているうちに、その違和感は忘れてしまっていた。しかしのかかし、予約をした手前、面倒だけれど病院に行ってきた。

 

 こんな感じで胃カメラ検査を受けたが、老化はみられるが、特段の異常はないとのこと。薬はたくさんのお水で飲むようにと言われた。そう言われると、一口の水で十粒もの薬を飲むと喉につかえてしまうことが多かった。コップ一杯の水は必要とのことだった。ま、食道ガンや胃がんのおそれはなさそうで一安心。

 

 利尿剤を飲んでいるので、多量の水を飲め・・・と言われても、なかなか、水ばかりは飲めないものだ。

 

 胃や食道が良いとしたら、今度は眼だ。本当に左目が見えなくなってきた。まるで曇りガラス(こんなガラス、まだ、あるんだろうか)越しみたいでぼんやりとしか見えない。事前検査が11月20日なのだが、それまでには全く見えなくなってしまいそう。片眼というのも不便なものだ。

 

 11月の7日に、高松興正寺別院で、この「讃岐の二十四輩さん」についての講演を頼まれている。パワーポイントを使っての講演になるが、その最終仕上げをやっていた。材料はたくさんにあるのだが、時間が1時間だから簡単に流すしかないなぁ・・と考えながら。

 

 でも、あんまり簡単におはなしすると、味もコシもなくなってしまうし。それだし、讃岐には44カ所もあるのだから、1分間ずつ説明しても44分もかかってしまう。開経偈(まくら部分)とまとめで5分ずつ使ったら、それで1時間が過ぎてしまいそう。

 

 10月も残り二日・・・。あっという間の10月だった。来る11月も予定で真っ赤か・・。お財布も真っ赤か・・・。

 

 あたりの景色も真っ赤か・・・。

 

 そういえば、こんなものも見つけたが・・・。

 

 これがうわさの「ジュウガツザクラ」なのだろうか。秋に桜はにあわない。

 

 今日の掲示板はこれ。「この世にはいろんな山がある それぞれにそれぞれの頂きがある」というもの。「この世にはいろんな花がある それぞれにそれぞれの花びらがある」みたいなことか。

 人によって、それぞれの山のイメージがあり、山というと乗り越えなければならない試練にも感じるけれど、もう少し身近なものでイメージすると目標であったり、目的であったりするかも知れない。頂きはそれを乗り越えたとき、達成したときに感じるもので、そこから見えるものは、それまでの景色とは違うはず。これも「荒了寛」さんのことばから。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


朝寒に 今日の予定を 消すばかり

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、気圧の谷や湿った空気の影響で夜には雲が広がるらしい。気温は10度から21度、湿度は82%から56%、風は2mから1mの東北東の風が少し。明日の31日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方から雨の降る所がある見込みらしい。

 

 昨日は奥方に休んでもらって病院への送迎をお願いしたし、検査費などを支払ってもらった分を身体で返して欲しいというので、朝から川の水の冷たい中、隣を流れる津田川を歩いて、水中ポンプを探し出した。

 

 水量はそんなにないのだが、時に深い場所があって、下半身はずぶぬれになった。でも、我が家の下流、およそ80mの浅瀬に埋まるようにして、このカゴがあった。それだし、この電源コードが岩にからみついていて止まっていた。それに、この旧式のポンプは重いのだ。

 

 電源コードほかが乾くまで、例の研修会用の資料の点検やリハーサルをやってみた。おおよそ、1時間以内で説明ができそうだが、本番になると、あれもこれもとサービスしすぎて時間オーバーになりがち。

 

 昼食後、水中ポンプの点検をしたり、流失防止用のロープを結んだり、吸い上げ用のホースを取り付けたりした。このトラロープが古くなって傷んで切れてしまったのが原因だったので、このロープも新しくした。

 

 そして、川の中に沈めて試験運転。このカゴに入れる理由はゴミや砂がつまらないようにしてあるもの。

 

 試運転は成功。たちまちにして、このポリタンクが満水になった。これだけ上水道を使ったら大変だ。

 

 その後、台風で倒れているけもの返しのネットの修理もやっておく。

 

 こんなものを張っても、猿はネットをよじのぼったり、裾をまくり上げて入ってくる。さすがにイノシシは入らないみたい。昨日もようやく伸びてきた大根を食べられたと、ジェット花火を連発していた。

 

 イノシシと言えばこれ。夕べの内に草の根を掘ったようで、そのあたりは荒らされている。水田の畦を掘られると水が漏れてしまうと大騒ぎする。水漏れが起きると田んぼが崩れてしまう。これを「畦が飛ぶ」というらしい。

 

 おかげで今日は平穏無事な一日。ま、水中ポンプが回収できた分、大もうけした気分。今夜は大きな顔をしてビールが飲める。

 

 こんな天気のいい日にはお出かけをしたいのだけれど、どうにもこうにも片目運転では恐いものがあって出掛けられない。

 

 朝方に、秋を探して散歩をしたのだけれど、このあたりにはまだまだ秋の風情は少なそう。樫の木や杉の木や松の木が多いので、なかなかに紅葉は見られない。

 

 今日の掲示板はこれ。「形見とて何か残さん 春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」という良寛和尚の有名な歌。良寛は死んで後に遺すものは何もありません。春には花を夏にはほととぎすを、秋には満山の紅葉を遺しておきますから、どうか良寛の遺品だと思って可愛がってやってください、というわけであるのだろう。自然がそのまま良寛であり、良寛がそのまま自然であったのであって、この不二の心境を体得することが仏法、ことに禅というものだと思うのである。この歌が、良寛和尚の辞世の歌だとも言われている。

  

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

神無月 尽きて小雨の 降りしきる

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 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨が降りやすい天候だった。気温は15度から21度、湿度は92%から85%、風は52mから4mの南南東の風が少しばかり。明日の11月1日は、前線が四国付近を通過するため、昼過ぎまで雨が降りやすい見込みなんだとか。

 

 気候が良くなったからと、朝の散歩を再開した。集落内を一周する1時間コース。このあたりでも、犬にも猫にも人にも出遭わないし、車も見かけない。靜かな山里である。1時間も歩いて、車の一台、ネコの一匹にも出会わないなんて島の生活と似たようなもんだ。

 

 いよいよ。明日から11月。ホームページの更新をやったり、研修会のリハーサルをやってみて時間調整をしたりで午前中が過ぎた。まさに時間の経つのが早すぎる。ブログ用の画像データーも、10月分から11月分に入れ替えた。

 

 「PC作業は控えてください」と言われても、テレビもラジオも面白くないし、本を読めば字が霞むし。車には乗れないとなると、することがない。まさか、寝てばかりいるわけにもいかないし・・・。朝の散歩には行ってきたし。

 

 ということで、凝りもせずにパソコンをカタカタやっていた訳だ。今はそれしかやるべきことがない。

 

 午後からもパワー・ポイントを起動してのテストラン。今回は1時間ジャストだった。本番は伸びるな。どうしても、説明用のテキスト文を読む癖がついていて、ついつい、字を追いかけてしまう。そうなると時間がかかる。テキストの整理も必要だな。

 

 それから、何を思ったのか、ブロックダイアリーという予定表兼日記帳にブログを見ながら、毎日の記録を記入しはじめた。夏休みの絵日記をまとめて書くように、「県立図書館へ」とか「島の家の草刈り」とか「旧宅のお墓の草刈り」とか・・・。毎日毎日の日記を後ろから記入していく。

 

 まさか、自分史を書こうとしている訳でもないのだが・・・。ま、今年の十大ニュースをまとめる上では便利かも知れないが。とりあえず、10月分から5月分までは毎日の記録が埋まった。

 

 明日はおへんろつかさの会の「駐車場係」として大窪寺に行くのだが、お天気が心配ではある。ま、降ったら降ったでなんとかなるのだが、小雨であって欲しいもの。

 

 ということで、今日もあっという間に日が暮れた。

 

 今日の掲示板はこれ。「つらかった悲しかった みんな今の私となって 私を支えている」という宋由美子さんの言葉から。この「宋由美子」さんを調べてみたが分からなかった。「宗由美子」さんという書道家はいたが、確かなことはわからない。ま、辛かったこと、悲しかったこと、寂しかったこと、うっとおしかったこと、泣きたかったこと、怒りたかったこと、さまざまな重いが積み重なって、今の私の中で、この私になって、私を支えてくれているのだと思う。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

紅葉も 今一歩なり 結願寺

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 さぬき市地方は西日本にある前線の影響で雲が広がり、夕方からは雨が降るらしい。気温は17度から20度、湿度は96%から84%、風は1mから2mの東南東の風が少し。明日の2日は、前線は次第に南下するが、寒気の影響で雲が広がり、雨の降る所がある見込みらしい。

 

 まるで墨絵のような、水墨画のような朝・・・。我が家から南に進んで東かがわ市五名(ごみょう)経由でさぬき市多和槇川地区にある、四国霊場88番札所大窪寺に向かった。

 

 今日は第八期おへんろつかさ養成講座の五回目で、大窪寺研修のサポートのためである。私は駐車場係。受講生を駐車場に誘導するガードマンみたいなもの。これが制服である。輪袈裟に名札も用意した。

 

 今日の講義は、この大師堂で行われるので、あらかじめ座布団だのお茶だのスクリーンだのを運び込むのだが、この大師堂には入れない。

 

 実は、その地下にある「お砂踏み場」が出入り口になる。普段は、ここは有料でのみ入れるのだが、今日は特別。

 

 お砂踏み場と言っても、こういうそれぞれの札所の本尊とお軸が安置してある。

 

 これが、大師堂の内部。向かって右にお大師さまが居られるので、その正面はあけてある。左手からおへんろさんが拝まれるからである。今回の受講生は36名中34名とのこと。

 

 今日の講師は四国歴史学会の藤井洋一先生と、ここの住職さん。この周辺のおへんろさん事情を講義された。

 

 駐車場係が終わると、せっかくだからと境内を散歩してみた。こういうことも大切なようで、大師堂が分からないと迷っていた受講生二人を案内したり、おへんろさんに簡単なガイドをしたりもした。境内のいちょうも部分だけれど黄色くなっている。

 

 紅葉の方は一割から二割程度だろうか。まだまだ、緑の葉っぱが多く眼に付く。

 

 今日は天気が悪いからか、連休だからか、おへんろさんの数は少なかった。

 

 ということで、今日のお昼はここになった。大窪寺門前にある「八十八(やそば)庵」というお土産屋さん兼うどん屋さん。

 

 うどんはこの時期には「打ち込みうどん」がおいしい。一人前で850円。先代が女体山から流れ出る清流に注目。この美しい水でうどんを打ち、お遍路さんに食べてもらおうと1960年に創業した。打ち込みうどんはオープン以来の人気メニュー。豚肉やダイコン、サトイモ、ニンジン、ゴボウなど旬の野菜を煮込み、自家製味噌で仕立てた優しく懐かしい味が、長旅を終えたお遍路さんを「お疲れさま」とねぎらう。

 

 午後からは、今年の日記の整理とまとめをブログ記事から抜き出し中。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生 くやまず くらべず くにせず くさらず くじけずに」というもの。この語源を調べてみたけれどわからんかった・・・。確かに、これらのことを心がけて生きて行ければいいのだろうけれど、なかなかに難しいことがらばかり・・・。悔やんでも、比べても、苦にしても、くさっても、くじけても、ありのままに、南無阿弥陀仏のお念仏に救われるしかない私たち。風の流れに、雲の流れにまかせきるしかない私たちでありますことか。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

朝寒に 犬急がせる 蜘蛛の糸

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 さぬき市地方は日本海から南下する寒冷前線や寒気の影響で、雲が広がり雨の降る所があったらしい。気温は16度から20度、湿度は86%から66%、風は2mから3mの西北西の風が少し。明日の3日も寒気の影響で雲が広がりやすい見込みらしい。

 

 今日も朝から曇ったまんまでどんよりとした一日になった。

 

 今朝もイノシシが道路脇の山を荒らしている。これはクズの根を掘ったもの。これで道路が崩壊したこともあって、大騒ぎしたのも記憶に残る。

 

 これがクズの葉っぱと花。

 

 クズの根は、漢方薬の「生薬」として使われて、「葛根湯(かっこんとう)」などとして有名なもの。古くから、「葛餅」として食用にもなっていたし、飢饉などのときには、これで作った根餅は一種の救荒食として利用されていたと考えられる。 イノシシは、それを実践しているらしい。

 

 さて、今日も大窪寺だ。今日は、さぬき市観光協会の実施する「ルンルンバスツアー・お姫さまコース」。さぬき市役所からバスで大窪寺までやってきて、昨日の研修で使った「お大師堂」の拝観やら紅葉鑑賞。そのガイド役を「おへんろつかさの会」が担当する。

 

 お姫さまたちは、再びバスに乗って87番札所の長尾寺に向かった。そこでは「点心料理」を頂いて境内を散策して、おへんろつかさの会員からガイドを受ける。その後、さぬき市役所に戻って解散。

 

 ま、昨日の今日だから、紅葉にはそんなには変化がない。

 

 でも、日、一日と紅葉は進む。

 

 午後からは、またも、例の「讃岐の二十四輩さん」の資料の点検と読み合わせ。

 

 一ヶ所で、こんなにたくさんの説明はできない。だから、この部分では、こことここの説明だけ・・・みたいなコツが必要。そのポイント探しが必要。かと言って、これらを削ると、なんかアジもコシもなくなってしまう。

 

 で、明日はさぬき市教育委員会主催の「88ウォーク」で、これまた、大窪寺に行く予定。ま、パソコンをカタカタやっているよりかはいいか。

 

 今年もサンシュウユの実が色づいてきた。夕方の散歩では少しばかり肌寒さを感じるようになった。少しずつ冬が近づいてきているみたい。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生に確かなことなんてない、それだけが確かなことなんだ」というもの。映画、「ビューティフル・マインド」は集団における個人の意志決定メカニズムを定式化した“ゲーム理論”を構築し、後の経済学理論に大きな影響を与えノーベル経済学賞を受賞した実在の天才数学者の数奇な人生を「グラディエーター」のラッセル・クロウ主演で映画化した人間ドラマ。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

ようやくに もみじしみじみ 山の寺

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は13度から17度、湿度は51%から48%、風は5mから4mの北西の風が強かった。明日の4日は、引き続き高気圧に覆われて、晴れる見込みらしい。

 

 ということで、今日も三日連続で四国霊場88番札所の大窪寺に出勤(!)。今日はよく晴れていて気持ちのいい秋晴れ。私がここに着いたとき、この御成門が閉じられた時だった。というのも、ここでは秋祭りなのか獅子舞の賑やかな音が響いていたのだ。

 

 ま、おまつりがメインではないので深入りはしない。

 

  今日は「さぬき市へんろ88ウォーク」の日で、深まる秋の中、さぬき市の特色である四国霊場八十八ケ所の86番志度寺、87番長尾寺、88番大窪寺までを遍路道や史跡・文化財を巡りながらウォーキングを楽しもうというイベントの日。

 

 ①おへんろ健脚コース(約26km、約6時間)
  さぬき市役所⇒86番志度寺⇒87番長尾寺⇒前山おへんろ交流サロン⇒細川家住宅(国指定重要文化財)⇒88番大窪寺
②おへんろのんびりコース(約11km、約3時間)
 前山おへんろ交流サロン⇒細川家住宅(国指定重要文化財)⇒88番大窪寺
③おへんろらくらくコース(約5km、約1時間30分)
  旧多和小学校⇒88番大窪寺

 の三コースで行われた。

 

 現地には9時集合となっていたが、誰もいないので境内を散策して紅葉見物。紅葉は来週か再来週が見頃だろうか。この頃には誰もカメラを構える人はいなくて、私が紅葉を独り占め。

 

 阿弥陀堂前のイチョウの木は今が見頃だろうか。

 

 スタッフ達は10時頃に勢揃い。準備も万端に整った。一番近いらくらくコースの先頭がゴールしたのは11時過ぎ。それからが私たちの出番。ゴールした人の中で希望者を募って、「知られざる大窪寺」ということで、大窪寺のボランティアガイドである。

 

 ここのお寺の本堂と多宝塔を結ぶ線が、若干、参道とはずれている。つまり、参道と、本堂と、後ろにある奥殿の多宝塔が少しずれて 斜めになっている。その訳を説明したり、

 

 紅葉して落ちたイチョウの葉っぱで遊んだり、楽しみ方を教えたり。もちろん、ガイドをする会員さんのセンスと方法と知識でそれぞれ。マニュアルはあるが、そんなものはどうでもいい。

 

 最後の健脚コースは午前8時に志度を出発して、26Kmを6時間で歩いて、午後2時過ぎにゴール。そのメンバーの中に最後のお客さんがいた。

 

 中国からお勉強に来ている四人の娘さん。案内するのは渡邊会長。この人、中国語が話せるのだ。

 

 中国も広くて、樹木のない砂漠地帯から来たというので、渡邊会長はお遍路やお寺の説明はほとんせずに、こういう庭園や樹木ばかりを見せて案内した。四人は、とくにこの庭園がお気に入りで何枚も何枚も写真を撮り続ける。

 

 最後には、引率役のさぬき市職員を含めて、会長ともどもに記念写真の撮影しておしまい。

 

 今日の掲示板はこれ。「秋の紅葉は美しいけれど 光があるから目に映える」というもの。真っ暗な闇夜に紅葉を見ても、紅葉は見えない。真っ白な濃霧の中や朝霧に立ちこめるあさぼらけの中でも紅葉は見られない。そこに闇夜を切り裂くような光が差し込んできたとき、ものごとの姿が現れて輝き、秋の紅葉が浮かび上がる。それこそが真実であり、それこそがまことである。私たちの生きるという誠は美しいけれど、さらに、それを照らし出す「光」があるからこそ、輝いて見えるいのちなのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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